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USK/DOT MATRIX MELODIATOR(KC002)

販売価格 1,714円(税込1,885円)
型番 KC002

レーベル:shanshui
品番:KC-002
JAN:4582237816211
フォーマット:CD
2008.11.08発売予定


01 prologue - welcome to dot matrix melodiator
02 boot up
03 Fuck you Oshallet
04 Little Sound Disko
05 save the cultures
06 上々夜
07 Rage Against the Industry
08 unbeloved boys'n'girls
09 Beijing Disko Night
10 art or madness
11 missing my dear
12 kill me sweetly
13 kill me sweetly (Love Me Sweetly Remixed By Sulumi)
14 epilogue - see you again in dot matrix melodiator


FUKUOKAから彗星のごとく現れたUSKによるチップ×ドラムンベース×ブレイクビーツ×ハードコア・テクノ!!!
ジャジーでロマンティックなロービット・サウンドと共に激しく吐き出されるメッセージ。
ドット・マトリックス・メロディエーターが放つ最高にグルーヴィなチップテクノ・ダンスミュージック!!!


USKのこのアルバムは類い希な宝石のスターバーストに満ちている。
エネルギーと生命力に溢れ、否応なくリスナーの足を動かさせダンスをさせる。
多様な色彩と各トラックの細かいプログラミングは、彼の歴史における画期的な事件だ。
目の前に置かれているレイヴに包まれたこの音のキャンディーは、人を拒ませない。
ファックオカ流ローテック・テクノポップに溺れる準備をした方がいい。
---COVOX

熱心なクリエイターの出現により、それまでチップチューン的にまったくノーマークだった地域が、とつぜん熱気を帯びる――これは2001年ごろから世界中で見られるようになった現象だ。たとえばウィーンでHerbert Weixelbaum (Dot Matrix) が、ボローニャでPostal_Marketが怪気焔をあげ、道なき道を作り上げた。さらにいえば、あの8bit Peoples主宰・Nullsleepだって、かつてはそういう存在だったのだ(ニューヨークにチップチューン・シーンがまったくなかったなんて、信じられる!?)。Shunsui Records首領・Sulumiもいま、北京においてその役割を担いつつある。

こういった動きを――自らはまったく意図することなく――日本で体現してみせたのが、福岡のゲームボーイ・ダイナマイトことUSKだ。彼がチップチューン・シーンに彗星のごとく出現してから、早いものでもう3年になろうとしている。当時福岡には「シーン」の素地がまったくなく、日本のチップチューンに何か動きがあるときは、ほぼ大阪か東京に限定されていた。それを難なく突き崩し、日本第三のチップチューン圏を九州に作り上げたのが彼だったのである。

「ここまでアグレッシヴな日本人アーティストは見たことない……」 日本のチップチューンを黎明期から見てきた僕にとって、その弾けっぷりは明らかに異常だった(たぶん本人でさえ、もうちょっと控え目にすべきじゃないかと思っていたに違いない)。いきなりここまでヒートアップしていたらすぐに燃え尽きてしまう……というのが率直な感想だった。

しかし、それがまったくの杞憂……というか余計なお世話だったことは、本CDを一聴すれば、よくお分かりいただけると思う。USKは決して燃え尽きない。彼とはじめて直接会った2006年の夏、それを確信した。

『pico pico disco』以来2年ぶり(プレスCDとしては初)となるフルアルバムには、この間のあらゆる成長が凝縮されている。彼の初期作品の魅力は、ダンスミュージックとしての快活さに尽きた。しかし本作では音の粒立ちからコンセプト性に至るまで、あらゆる面で着実な洗練を遂げ、まさに唯一無二といえる個性を確立している。もちろん、彼の猛進ぶりをみれば、これがまだ完成形のサウンドでないことは明らかだ。次はどのような進化を遂げていくのか……。心から期待したくなる一作である。
---Hally(ミュージシャン)

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