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kita kouhei - 北 航平「akashic records」(LANT-019)

販売価格 2,000円(税込2,200円)
型番 LANT-019

レーベル:LANTERN
品番:LANT019
JAN:4560267296197
フォーマット:CD
発売日:2016/5/25

曲目


1. water door - 水の扉
2. akashic records - アカシックレコード
3. collage of remembrance - 記憶のコラージュ
4. zirconia - ジルコニア
5. the points of the compass - 羅針盤
6. calm crossing - 彼らとの穏やかな交差点
7. aurora signal - オーロラシグナル
8. sense of nostalgia - 望郷
9. beautiful world - 美しき世界
10. on the origin of species - 種の起源

作品詳細


くるり 岸田繁 大絶賛 !!『 日常の散歩が、未知の世界と繋がっているのかも知れない、、、 
そんな少しばかりの希望を指し示すかような音の群像。』 

1st アルバムを抜け、たどり着いた先は、スケールの広がった音風景を確立させた意欲作!!サウンドコラージュの中にも多種多様な打楽器や人の声を重ねて作り出したアナログシンセのような音色を散りばめ「生の質感」にもこだわったノスタルジックさ漂う美しさを纏った抽象画のような芸術作品。

〈アルバムについて〉
生命の誕生、遥か彼方への航海、消えゆく記憶、そしてまた始まりへ。宇宙誕生以来すべての事象・想念・感情が記録されているという世界記憶の概念である「アカシックレコード」を表現した本作は、ファーストアルバムのテーマを引き継ぎながらも更にその世界観をスケールアップ。フィールドレコーディングによる自然音や環境音、ノイズなどをコラージュし、抽象画のような「音」の世界観を構築している。
また、ピアノやカリンバ、トイピアノやスリットドラム、ジャンベをはじめとした様々な打楽器、さらには人の声を重ねて作り出したアナログシンセのような音色など「生の質感」にこだわったサウンドも聴きどころのひとつである。そして、前作同様にサウンドイメージをより深く想起させるジャケットのアートワークも自ら手掛ける。ゲストボーカルとして、独自の感性と切ない歌声でミュージシャンからも高い評価を集める高山奈帆子(カルネイロ_ e x Fonogenico)が1stアルバムに引き続参加。

コメント


グリッチ・ノイズ、アンビエントな音像、柔らかなパッドが指し示す季節感、木漏れ日のように光を指し示すピアノ、子供達の遊び場に転がっているようなカリンバの遊び、グルーヴには届かないブロークン・ビーツとカットアップ、遠くから聴こえる女性ボーカル…どこかで聴いたことのある音たちが控えめに鳴り響くベッドルーム・ミュージック。
ジャンルで言うところの、それなりに形式的なエレクトロニカ/ポストチルウェーブ。全てがそれなりに使い古されたものなのかも知れないけれども、もしかしたら日常の散歩が、未知の世界と繋がっているのかも知れない、と言い換えられるかのような、少しばかりの希望を指し示すような音の群像。
その作り手は僕の小学校の同窓生で、転校生。こないだ初めて喋りました。いい顔をしてました 笑。
岸田繁 / くるり・サンフジンズ・作曲家


朝目覚めて、聴こえてくる心地よい音。母親が動く音。
食事を作ったり、掃除機や洗濯機を回す音。
幼い頃の、聴こえてくる母親の音に安心して、ベッドでもう一度眠った。
“アカシックレコード”を聴いて、刹那さと懐古する感覚になった。
そして、私が無償の愛に包まれていた時代に帰りたくなった。
幼い頃に、私を包んでくれていた母親の愛。そして、祖母の愛。
包んでくれていたのは、母や祖母だけではない。自然の愛にも包まれていた。
空が、水が葉っぱが土が、今よりももっともっと近くにあって、そこにはいい匂いも、臭い匂いもあったけど、肺の中までいっぱい吸いこんだ。

ああ、もっと追憶したい、あの頃のこと。
でも、もう、忘却の彼方…。
幼い頃の何気ない記憶は、ほんの少ししか覚えていない。
だけど、その記憶も忙殺される日々に忘れていきそう…。
消滅してしまいそうな小さな記憶に、
“アカシックレコード”は「忘れてはいけないよ」と釣り糸を垂らして、引っ掛けてくれる。
時空を越えて、記憶の再生ボタンに触れてくれる。
廣田明香 / イラストレーター

プロフィール


1976 年生まれ、京都市在住の音楽家、打楽器奏者。幼少の頃より親しんだピアノ、プロの現場で培った打楽器の技術、常に一緒に過ごしてきた絵画の美的感性を駆使し、生楽器と電子音楽が融合した唯一無二の音風景を創造するアーティスト。自然音やノイズを用いたブラックミュージックをルーツとするタイトでキレのある卓越したリズムセンスと、美しく切ない感情表現の融合により、個性的でアーティスティックなサウンドコラージュの世界を確立している。また、CM やドキュメンタリー番組、前衛系舞台やアートイベントの音楽なども多数手掛け、第51 回ギャラクシー賞CM 部門選奨受賞。ドラマー・パーカッショニストとしての参加は、A Hundred Birds、Sly Mongoose、Cosa Nostra、Flicker Tone、tick、Round Table、Fonogenico、Unlimited Tone、ミトカツユキ、ロケットマン(ふかわりょう)、塩次伸二、妹尾隆一郎、植村花菜、中村舞子など、その他多数。

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