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レーベル：MIDI Creative(noble)
品番：CXCA-1246
JAN：4522081000862
フォーマット：CD
2009.2.20発売

曲目

01. Red Moon
02. Requiem
03. Bogus Music
04. Taurus Prelude
05. Black Lie, White Lie
06. Silver Moon
07. Broken Device
08. About Moonlight
09. Aqua Regia
10. Beautiful Sunday

詳細

「銀河鉄道の夜」と「走れメロス」。日本文学の古典二作品を音で翻訳し、音楽表現の持つ可能性と、自身の豊かな作家性を高らかに示したアルバム『program music I』から約一年半。ゼロ年代最後の年の幕開けと共に、新たな十年を予感させる新作『5 Dec.』を、kashiwa daisukeがnobleより発表します。2006年にドイツのレーベルonpaよりリリースした1stアルバムが、坂本龍一氏をはじめ多くのアーティストから絶賛され、翌年の2nd『program music I』で、その存在を強烈に世に知らしめた新進気鋭の音楽家、kashiwa daisuke。その叙情的なメロディーとダイナミックで独創的なアレンジが光る楽曲群は、TVCMやファッション・ブランドのコレクションでも使用され、また、前作からジャケットのアート・ワークを担当するRAKU-GAKIの西田幸司氏とは、ウェブ上にて音楽とビジュアルでコラボレートするなど、その存在は様々な分野で高い注目を集めています。自身三作目となるアルバム『5 Dec.』で、kashiwa daisukeはまた一歩、新たな地平へと足を踏み入れました。ここでは、彼の特徴でもあった流麗でオリエンタルな旋律は影を潜め、ブレイクコア、ダウンテンポ、ブリープテクノ、ドラムンベースなど、多彩に躍動するビートの上で、ずたずたに引き裂かれたヴォイス・サンプルやノイジーで金属的なギターが、ある種暴力的なまでに鳴らされています。また、それら過剰な程アグレッシブな前半部分と対をなすように、６曲目「Silver Moon」から始まる後半部分では、電子音とピアノを基調としたミニマルな世界が広がり、アルバム全体で見事なコントラストを描いています。時に安易なセンチメンタリズムやノスタルジーを強要するメロディーではなく、リズムにこだわり制作した今作。激しさや過剰さの中でも、内にある激情を冷静に眺めているような、どこか禁欲的、戒律的な世界観、荘厳でメタリックな質感は、彼独自のものではないでしょうか。kashiwa daisukeの新たな挑戦が実を結び、より一層のオリジナリティを獲得した意欲作を、私達は世に問いたいと思います。

プロフィール

学生時代、プログレッシヴ・ロックに影響を受け作曲活動を始める。2004年にkashiwa daisukeとしてソロ活動を開始し、2005年にはドイツ・ツアーを敢行。2006年にドイツのレーベルonpaより1stアルバム『april.#02』、2007年にはリミキサーにolive oil、Takeshi Nishimoto (I'm Not A Gun)等を迎えたリミックス・アルバム『april.#07』をリリース。同年8月、nobleレーベルより2ndアルバム『program music I』を発表。2008年9月には、大型野外フェスティバルSense of Wonderに出演した。これまでに坂本龍一氏のラジオ番組RADIO SAKAMOTOにて楽曲がオンエアされ、TBS 毎日放送 "情熱大陸"、2008年 "専修大学"TV CM、sunaokuwahara "2006 Autumn/Winter Collection"にて楽曲が起用されるなど、多方面で注目を集めている。自身の創作活動の他、様々なメディアへの楽曲提供、作家、リミキサー、マスタリング・エンジニアとしても活動している。2009年2月、新作『requiem』をリリース予定。
http://kashiwadaisuke.com/