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黒岩あすか 「晩安」(CD95-71)

販売価格 1,600円(税込1,728円)
型番 CD9571

レーベル:ギューンカセット
品番:CD95-71
JAN: 4582237838770
フォーマット:CD
発売日:2017/9/25

曲目


1. 台風の目
2. 電車
3. 世の中
4. 鳥
5. 春
6. 雨
7. 砂嵐
8. 台所
9. 泡沫
10. 水道
11. 海
12. 道路
13. 白い朝

作品詳細


密やかな唄とことばの向こう側にあるいのちを、ひしひしと感じる1枚。
世界中のおやすみを引き受けた黒岩あすか、そっと1枚目。


1996年2月 大阪生まれの歌手。ガットギター弾き語りによる21歳のSSW。
幼少期からひとり遊びが得意で、日光と虫眼鏡でよく新聞紙を燃やして遊んでいた。
学生の頃は、顔を見られたくなくて、トーマスのお面を付けて授業を受けており、生活指導の先生によく呼び出されていた。
2015年に、何を思いついたか、やはりひとりでクラシックギターを使って弾き語り活動を始める。では過去に、豊田道倫、植野隆司(テニスコーツ)、Niplets、Maher Shalal Hash Baz などの様々なアーティストと共演を果たしている。 2017年8月に行われる、踊ってばかりの国とGEZANのツアーで、大阪のオープニングアクトを務める。

コメント


「晩安」というアルバム。晩安は、中国語でおやすみなさい。
誰しも悩んだり、悲しくなったり、苦しくなったりする時がある。
夜の部屋はわたしをひとりぼっちにする。みんなひとりぼっちになる瞬間がある。
わたしは、このアルバムをひとりぼっちの人たちに聴いてもらいたい。聴いてもらいながら、自分自身と見つめ合い、考え合い、語り合い、深いところまで沈んで泳いでほしい。
そして、いつの間にか眠っていてほしい。
泣けない人にも、苦しい人にも、みんなに わたしがおやすみなさいをあげたくて作ったアルバムです。
黒岩あすか

どうやってこの声に辿りついたのか、そこにこの音楽の核心があると思う。かろうじて声になった吐息のような歌声に似て非なるこの声。この声はささやきのようでささやきではない。むしろ絶唱と言っていいだろう。絶唱を包むそのどうしようもない深い深い息は、深い深い靄となって、声がこっそりと携えている言葉を世界に届ける。そう、もうこんなになってしまった世界では言葉を届けるためにはここまでしなければならなくなっているのだ。そのことをこの歌で確信した。この歌は、この音楽は、これからの僕らが、こうして音楽を続けるために取って然るべき姿のひとつを示している。曲間に挟まれる現実音の断片が世界を分断する。いや、僕ら、つまり彼女以外からすれば、それは「曲間に挟まれた現実音」ではなくて、このどうにも身動きの取れない現実の中で、一瞬、彼女の歌が立ち現れ、この世界の中に存在しているはずの、数少ない彼女の言葉を聞こうとする人々と密約を交わすための暗号のようなものなのだと思う。露わにならないものが確かにある。それをこっそりと告げる人がいなくなったら世界は終わる。継ぐ人が現れたことに感謝したい。
円盤 田口史人

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