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山内桂  千野秀一 宮本隆 木村文彦「live at FUTURO CAFE」(JIGEN019)

販売価格 2,000円(税込2,200円)
型番 JIGEN019

レーベル:時弦プロダクション
品番:JIGEN-019
JAN:4582237842067
フォーマット:CD
発売日:2018/10/1

詳細


山内 桂(sax)、千野秀一(keyboard)、宮本 隆(bass)、木村文彦(percussion)によるクールな質感で彩取られた即興演奏の記録。
熱いインタープレイの応酬からアンビエントな空間への移行に象徴される場面転換の妙。千野修一はヴィンテージのアナログキーボードを使用。
幻惑的な歌の数々と即興の織りなす音楽空間の調べ。

2017年、大阪のFUTURO CAFE(フツロカフェ)で行われた即興演奏を澤居大三郎(DOMON SOUND)がハンディレコーダーで録音。簡易録音とは思えないような高音質
な記録になり、時弦プロダクションの宮本が作品化を決意。

独特のアンビエンスに満ちた即興演奏の記録です。演奏者の抑揚の完成が一体化した好例と言えます。salmo saxの異名をとる山内桂は前面に出たり、後衛に回ったりと
その立ち位置を自在に変え、ヴィンテージキーボードを繰る千野修一は無調の領域に踏み込みます。木村文彦と宮本隆のリズムは空間浮遊的なバックボーンを形成しながら、
それぞれのニュアンスを導きだあしながら、同調せぬ一体化を生んでいます。

山内 桂 Yamauchi Kastura : sax
千野秀一 Chino Syuichi  : keyboard
宮本 隆 MIYAMOTO Takashi : electric bass
木村文彦 KIMURA Fumihiko  : percussion

Recorded by Sawai Daisaburo at Futuro Cafe Osaka
2017.11.11
Edit and mix by Miyamoto Takashi
Produced by Miyamoto Takashi for Jigen Production
Photo by Kouzu Yoshinori

曲目


Track 1 15:26
Track 2 10:16
Track 3 04:13
Track 4 19:36
Total 49:31

プロフィール


山内桂 Yamauchi Kastura
1954年別府市生まれ。松山の大学時代にサックスと即興演奏と作曲を始め活動する。また、M. グレイブス、D. ベイリー、H, ベニンク、T. ホンジンガー等の初来日松山公演を主催。
以後23年半、会社員の傍ら地方都市松山〜大分で自主的な音楽活動を続け、2002年10月以降音楽活動に専念。音そのものの響きと細胞レベルのコミュニケーションによる、唯一無比
で独自の音楽「SALMO SAX」。その音は瑞々しく、煌めいている。サックスソロを中心とした活動は国内外におよぶ。2008年、サルモサックス・アンサンブル。2016年、バンド「サガイン」。
2012年初制作映画・水の抒情詩「ホフネン」が2カ国の国際映画祭に。2014年第2作「ハルリ」は5カ国の国際映画祭にノミネート。2017年第3作「フウア」。
サルモワールド展開中。http://salmosax.com/



千野秀一 Chino Syuichi
幼少よりクラシックピアノを学び、東京学芸大学附属高校に進学するも、学生運動にのめりこんで中退し、その後大学入学資格検定を経て早稲田大学に進学。1970年よりキーボーディスト、
編曲家として活動を始める。1976年ダウン・タウン・ブギウギ・バンドのサポートメンバーを経て正規のメンバーに。1981年にバンド解散。坂田明、神谷重徳に合流してユニットWha-ha-ha
として活動を行う一方、林英哲らとともに立ち上げたチャンゴ5などを始めとする複数のユニット活動を精力的に行う。また、宇崎竜童とともに1970年代末より携わり始めた映画音楽の分野
では1980年代から1990年代を通じて多くの成果を出した。また映画の仕事で関わった俳優の麿赤兒との付き合いを通じて、2000年代半ばまで大駱駝艦に対して作品、演奏を提供するほか、
現代舞踊家の江原朋子にも楽曲、演奏を提供する。1990年代からは即興演奏とともに、コンピュータとシンセサイザーを用いて作品を制作。1996年に音楽のためのソフトウェア制作を始め、
神戸ジーベックホールにて、"振り子椅子"によるソロ・パフォーマンスを行うほか、コンピュータを用いたサウンド・インスタレーション「蟲めづる」などを制作する。キーボーディスト
としてはGround Zeroの活動を通じて大友良英と交流するほか、ソウルシャリスト・エスケイプ、Next Pointなどで多くのミュージシャンとセッション、コラボレーションを行い、現在に至る。
2008年よりベルリン在住。2017年、半野田拓とのDUOアルバム「voicelessness」を時弦プロダクションからリリース。

木村文彦 KIMURA Fumihiko
十代の頃より、ドラマーでバンド活動を始める。20代で 故河瀬勝彦氏 30代で つのだ☆ひろ氏に師事。1993年、内橋和久氏 のMUSIC ACTION に参加して「即興」という表現方法と出会う。
バンド活動を続けるかたわら、ドラマーとして即興演奏活動も開始する。2012年1月 大阪造形センターにて打楽器奏者としてソロライブを開く。2012年、4月ファーストソロアルバム「キリーク」
を宮本隆プロデュースのもと発表。音楽各誌より高い評価を受ける。以降、ソロ活動を中心にしながら身体表現者との共演も積極的に行っている。楽器のみにとどまらず、日用品なども打音として
取り入れている。http://kimurafumihiko.com/

宮本 隆 MIYAMOTO Takashi
1985年より東京で様々なインディーズバンドで活動開始。95年、大阪でジャズロックグループ、時弦旅団(Time Strings Travellers)を結成。これまでに4枚のアルバムをリリース。2011年
「defreezed songs」でゲスト参加した木村文彦の作品「キリーク」をプロデュースしたのがきっかけとなり、CD制作レーベル時弦プロダクションとして活動を活発化させ、「existense」
(磯端伸一with大友良英)、「火の環」(シェシズ)を発表。リーダーグループとして、時弦旅団の他、3Mirrors(with 木村文彦、石上和寿也)があり、他に即興を主体とした様々なユニット、
あるいはソロでの即興演奏活動も行っている。2017年5月にソロアルバム「polarization」(kyou records)をリリースした。 http://www.jigen-p.net/miyamoto-takashi

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