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湯浅湾「脈」

販売価格 2,200円(税込2,420円)
型番 boid cdy004

制作・販売:boid
品番:boid cdy-004
JAN:4562219810307
フォーマット:CD
2019/12/18


より道か迷走か、音楽の登山隊が山のかなたに送る入魂の新作。 素直な叙情がときどきポップな無重力ロック。
2019年12月18日(水)に湯浅湾4枚目のアルバム『脈』リリース決定。
あらゆる場所から「港」に集まったさまざまな生き物たちの声が集約された『港』から10年、ミミズたちの営みは休むことなく続けられておりました。
土を食い土を出し、死して養分となり新たなミミズたちがその土を食う。その繰り返しの中で山脈でも水脈でも地脈でも鉱脈でも血脈でも人脈でもある、いわばあらゆる小さなものやそこにはいないかもしれない幽かなものとのつながりからなる壮大な新作ができあがりました。
アルバム最後に収録された10分を超える大作「望まない」が伝える声のつながりの強さは、一度聴いたら忘れられないものとなるでしょう。
今作はサポートメンバーとしてキーボードの谷口雄(1983、ex.森は生き ている)が参加、湯浅湾の歴史に新たな「脈」が加わることになりました。

湯浅湾
バンマス湯浅学、ベース松村正人、ギター牧野琢磨、ドラム山口元輝。1995年に即興演奏デュオ「湯浅バッテリー」として発足。97年「湯浅湾 に改名。同年1stアルバム『歯のはえたケツの穴』、 2003年に『湯浅湾ライヴ』(ともにOZディスク) をリリース。幾度かのメンバーチェンジを経て、07年現在の4人に。09年3rdアルバム『港』(boid) を発表、各方面から高い評価を得る。10年に 2CD+DVDがセットになった3枚組『浮波』を、12年にはEP『砂潮』(ともにboid)をリリースした。
サポートメンバーとしてピアノとオルガン の谷口雄を迎え、10年ぶりのフルアルバム『脈』 (boid)を19年12月にリリース。

湯浅学(ゆあさ・まなぶ)/Vocal, Guitar 神奈川県横浜生まれ。集団即興楽団わかたけ、湯 浅バッテリーを経て湯浅湾にいたる。作詞作曲歌 ギターなどを担当。音楽評論、ラジオ番組制作、 猫の世話、農作業などでくらしている。著書に『てなもんやサン・ラー伝』など。劇団鉄割アルバトロスケットに参入。

松村正人(まつむら・まさと)/Bass 1972年奄美生まれ。編集者、批評家。雑誌 「Studio Voice」「tokion」などの編集長をつとめ 湯浅湾の『港』リリース年にあたる2009年に独立。 編著に『捧げる 灰野敬二の世界』『山口冨士夫 天国のひまつぶし』など。監修書に「ele-king」「別冊eleking」の各号をはじめ多数。新作『脈』に 先立ち、著書『前衛音楽入門』(ele-king books)を2019年初頭に上梓した。

牧野琢磨(まきの・たくま)/Guitar ギタリスト。2007年に二胡奏者・吉田悠樹と New Residential Quarters=NRQを始める。08 年にはコントラバス奏者・服部将典が参加、コンポステラ/ストラーダの中尾勘二も合流し、バンドは4人組となる。現在までに4枚のCDアルバムと2枚のLPを発表、最新作は18年リリースの 『レトロニム』(P-VINE)。聴いて欲しい。

山口元輝(やまぐち・もとき)/Drums, Per. 東京で音楽制作に携わる傍ら、幾つかの音盤にも 客演等で参加。湯浅湾では3rdアルバム『港』で レコーディングに初参加。本作では『港』に引き 続き打楽器全般を担当。

谷口雄(たにぐち・ゆう)/Piano, Organ 1985年東京生まれの鍵盤楽器奏者。クラシックピアノを磯崎淳子氏に師事。バンド、森は生きているのメンバーとして2013年にCDデビュー。2015年の解散後は、さまざまなミュージシャンのライブ、レコーディングに参加している。2016年よりレコード&トークイベント「ミッド ナイト・ランブル・ショー」を毎月開催。2017年には映画『PARKS』に出演、上映記念イベントでの湯浅湾の演奏に参加したことがきっかけで、本作の録音をサポートすることとなった。

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