BRIDGE INC. ONLINE STORE

Jeff Parker 「Suite for Max Brown」(HEADZ244)

販売価格 2,100円(税込2,310円)
型番 HEADZ244

レーベル:HEADZ
品番:HEADZ244
JAN:4582561391378
フォーマット:CD
発売日:2020/1/29

作品詳細


2020年2月に1998年の名盤『TNT』の完全再現公演で来日するポストロックの代表バンド、トータスのメンバーであり、平行してジャズ・ギタリストとしての活動も行なっているジェフ・パーカーの名盤の誉れ高き、2016年のリーダー作『The New Breed』(NPR、Observer、New York Times、Los Angeles Times、Jazz Standard、Bandcamp等にて、2016年の年間ベストに選出。日本盤は2017年リリース)に続く、新作アルバム『Suite for Max Brown』が遂に完成。

ジェフと並ぶ看板アーティストでもあるドラマーのマカヤ・マクレイヴンのリーダー作等で日本でも近年注目が高まっているシカゴの新興ジャズ・レーベル、International AnthemとあのNonesuch Recordsとの共同リリースの第一弾アルバム(第一弾は昨年12月2日にリリースされたジェフのアルバムの先行シングル『Max Brown - Part 1』)となる本作は、『The New Breed』の姉妹作(『The New Breed』はジェフの亡き父親に捧げられたアルバムで、アルバムのアートワークにもフィーチャーされていたが、本作はジェフの母親の19歳の頃の写真がジャケットにフィーチャーされている。 まだご存命の母親へ捧げられたアルバムで、アルバム・タイトルも母親の旧姓に因んでいる。)ともいえる作品で、前作同様にジェフがマルチ・インストゥルメンタリストやビートメーカーとして一人で制作した楽曲とThe New Breedというグループ名でライブ活動をするまでに発展した前作のレコーディング・メンバーが再び集結して制作された楽曲が収録されている。

『The New Breed』と同様プロデュースはジェフ自身と、エイミー・マン、アラン・トゥーサン、ノラ・ジョーンズの作品等で有名なポール・ブライアン(2018年のグラミーでエイミー・マンの2017年のアルバム『Mental Illness』のプロデューサーとして「Best Folk Record」を受賞)が担当(ミックスも担当し、ベースでも参加。ミシェル・ンデゲオチェロやルーファス・ウェインライトのライブにも参加するなどプレイヤーとしても活躍している)。
エスペランサ・スポルディングやミゲル・アトウッド・ファーガソン、リオン・ブリッジズとも共演してきたサックス奏者のジョシュ・ジョンソン、ロバート・グラスパー・トリオのメンバーで、先鋭的ジャズ・コレクティヴ、エリマージを率いる新世代ドラマー、ジャマイア・ウィリアムス(モーゼス・サムニーの2017年作『Aromanticism』にはドラマーとして、ソランジュの2019年作『When I Get Home』にはプロデューサーの一人として参加している)が脇を固めている。本作には更に二人のドラマーが参加しており、一人はレーベルメイトで何度も共演していて、日本でも人気上昇中のマカヤ・マクレイヴン(『The New Breed』の日本盤のボーナス・トラックとして収録されたリミックスも担当)、もう一人は『The New Breed』にも参加していたジェイ・ベルローズ(ポール・ブライアン関連作のみならず、ポーラ・コールの作品を中心に、エルトン・ジョン、ロバート・プラントとアリソン・クラウスのグラミー受賞作『Raising Sand』他、ジャンルに関係なく活躍)。
シカゴ・アンダーグラウンド・オーケストラ以降、何度も共演を重ねてきた盟友ロブ・マズレクがピッコロ・トランペット、ブライト・アイズ(コナー・オバーストのソロ作も)やエンジェル・オルセンの2019年作『All Mirrors』にも参加しているネイト・ウォルコットがトランペットで参加している。
また、ジェフのバークリー音楽院時代の同級生で、現在はChicago Symphony Orchestraに在籍しているチェリスト、Katinka Klejin(昨年末来日したラリー・ウォーカーと共演作をリリースしている)も参加している。
アルバムの冒頭を飾る「Build a Nest」には、前作収録の「Cliche」に引き続きChicago High School of the Artsの学生でもある17歳のジェフの愛娘、ルビー・パーカーのヴォーカルをフィーチャーしている。
ジェフのオリジナル楽曲とともに、ジョン・コルトレーンの1963年作『インプレッションズ』収録の「After the Rain」のカヴァー、ジョー・ヘンダーソンの「ブラック・ナルシサス」をジェフ流に解釈した「Gnarciss」を収録している。
マスタリングも前作同様、Jディラ『Donuts』を手掛けたデイヴ・クーリーが担当している。

現在進行形のサウンドと、古き良きジャスがバランスよく収録されており、ジェフのミュージシャンやコンポーザーとしての懐の深さを感じさせつつも、非常に才気溢れる作品となっている。

日本盤には2018年5月に7インチのソノシートのみでフィジカル・リリースされた、Madlibとのコラボでも知られるジョージア・アン・マルドロウ(ストーンズ・スロウ初の女性アーティストとしてデビューし、現在はブレインフィーダー所属)の「Blackman」(1stフル・アルバム『Olesi: Fragments of an Earth』収録曲)のカヴァー曲(この曲もルビー・パーカーのヴォーカルをフィーチャー)をボーナス・トラックとして収録決定。

ライナーノーツは、Jazz The New Chapterの柳樂光隆が担当。

copyright BRIDGE INC.