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キツネの嫁入り「いつも通りの世界の終り。」(CD9543) ※品切

販売価格 2,000円(税込2,200円)
型番 CD9543

レーベル:ギューンカセット
品番:CD9543
JAN:4582237818307
フォーマット:CD
2009.10.28発売予定→11.25発売
※発売日が変更になりました

※品切


1. 世界の逆
2. 群れをなす
3. 箱庭
4. 忘却
5. 白黒
6. カラマワリ
7. 最後の朝焼け
8. 夜あるくもの
9. 答えとして


自身が主催するイベント「スキマ産業」でトクマルシューゴ・石橋英子×アチコ・uhnellys・Djamra・タテタカコ・ウリチパン郡といった、多種多様なアーティストを関西に招き地元アーティストとの交流の場を作り、自分達の感じる匂いのみを信じて、独自のブッキング・独自のイベントとして確立、活動してきたキツネの嫁入りの初アルバム!



アコギとアコーディオンが奏でる、どこか異国の地のようで懐かしい地に迷いこんだような
メロディとパーカッションが繰り出すリズムは、
変拍子を織り交ぜプリミティブに聞く人の心を打つ。
紡ぎだされる歌は、あまりに日常的で普遍的かつ懐疑的でもある言葉の数々。
聞く人は、忘れていたことを思い出し、気がつかなかったことに気がついてしまう。
京都という土地から派生した音楽は、京都という街に千年来居座る負の妖気すら呑み込んで音楽を生み出してしまった。その音楽、即ち「キツネの嫁入り」。

様々な意味で飽和状態にある京都インディーズシーンにおいて、自分たちの嗅覚のみを信じて、独自のスタンスで活動してきたキツネの嫁入り。
2006年、それまでの活動をリセットしたマドナシとひーちゃんが新たな楽器を手にした事で始動。2007年マドナシと幼少の頃から交流のあったカギ加入。京都中心に活動。
スキマ産業というイベントを主催。石橋英子×アチコ・トクマルシューゴ・uhnellys・Djamra・タテタカコ・ウリチパン郡といった、多種多様なアーティストを関西に招き地元アーティストとの交流の場を作り、自分達の感じる匂いのみを信じて、独自のブッキング・独自のイベントとして確立。
アコギとアコーディオンとジャンベというアコースティックな編成にも関わらず、ロックイベントや、プログレバンドとの共演などが多いフは、キツネの嫁入りの音楽の幅広さ・奥深さを物語っている。
変拍子を織り交ぜた楽曲には、常に一歩下がって世の中を眺めた感のある言葉が和の匂いを持った歌として楽曲を彩る。ラブソングやなんとなくのハッピーソングは誰それに任せ、二人称を使用せず、普遍的かつ懐疑的なテーマの多い歌詞は、時として自分の事を指されている錯覚感から、コアなファンが多いとか。
音源では、京都の盟友バンドLLamaの吉岡氏をエンジニアに。ウッドベースの藤井都督氏が4曲参加し、パーカッションのカギがドラムを、ひーちゃんがピアノで数曲アレンジしている。音楽が身近なものになりすぎた今日この頃。便利なものが便利であることが当然になってしまった昨今、僕たちは、生きていくうえで、この日常に潜む忘れかけたこと、目を背けたことを「キツネの嫁入り」を聞いて思い出す必要がある。
京都木屋町Urbanguildを中心に大阪・東京・福岡と幅広く活動中。


●タテタカコ
ヘッドホンの中から、ビュンと風がきた。泣きたいような、笑いたいような、
抱きしめられた風の跡。マドナシさん、ひーちゃん、かぎさん、アルバム発売おめでとうございます。新しいアルバム、すばらしいです!体温や人柄が丁寧にそのまま伝わってきましたドキドキしたり、ワクワクしたり、させてくれながらも現実逃避をさせない感じがまた、たまりません!

●千住宗臣(PARA ウリチパン郡 COMBOPIANO ex-boredoms)
京都という土地に元々漂っている音の原風景みたいなものが、キツネの嫁入りというフィルターを通して、自らの意思でこの世に生まれてきたような印象を受けました。
素晴らしいです。

●アチコ
青い目をした狐たちは、白い足を春の田んぼにつっこんで、夕焼けの下、星が出てくるのを見上げながらホープなんかをくわえて、つくろったばかりの魚獲りの網を広げている。薄いガラスが花びらみたいに降ってきて脳に積もっていく。いつか、私の目の前で笑っていた皆はとても暖かく誠実で、近い人間だった。初めてヘッドホンから聴く皆は、とても幽玄パンクで、近い化け物だ。私ね、知っている人のちからに、問答無用で鳥肌たったの久しぶりなんですBねえ、薄いアルミのスプーンがぐにゃっと曲がる。オレンジが音も立てずに潰れる、コップのひびに赤ワイン滲んでる、切ない匂いがするよ。
私はさっき、その匂いを嗅ぎながら、溶けかかったバナナを捨てるのやめて、冷凍庫にしまいました。

●石橋英子
京都に住む、心のあたたかい、笑顔の爽やかな人達の音楽は、ちっとも爽やかじゃなかった!雨がふる前の雲、泣くのを我慢している子供の顔、そんな事を思い浮かべました。
パンパンの心に寄り添ってくれるずっしりとした作品!ヤッタね!

●中来田正晴(Djamra)
ワイはDjamraとは別にこういうのをやりたかったのかもしれへん。疾走感命のワイとしても食傷気味になる時もある。ベース、パーカスと女子VO。そんなユニットでやりたいと思った時があった。「泣けて笑えて猟奇的」。
でもマドナシに先にキッチリやられてもうた。マドナシの毒ををひーちゃん、カギが丸く包む。喜怒哀楽を入れすぎず抜きすぎず。ワイはその時こういうのをやりたかったのかもしれへん。


●キツネの嫁入り メンバー
マドナシ:vocal・guitar・whistle
ひーちゃん:chorus・accordion・xylophone・piano・triangle
カギ:chorus・drums・djembe・bongo・jingle

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