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レーベル:GOMES THE HITMAN.COM
品番:GTHC-0020
フォーマット:CD2枚組
発売日:2022/5/25
DISC1
1. 僕はネオアコで人生を語る
2. 朝の幸せ
3. レモンひときれ
4. スミス
5. オレンジ〜真実
6. 遅れてきた青春
7. 寒い夜だよ
8. 青年船に乗る
DISC2
1. believe in magic in summertime?
2. 平和なるサバービア
3. 海があればよかった
4. 真夏のスキャット
5. センチメンタル・ジャーニー
6. 会えないかな
7. 溶けて死ぬのさ
8. coffee
<GOMES THE HITMAN『slo-mo replay』によせて>
ずっとインディーズ時代の2枚に収録された楽曲を録り直したいと思っていた。
右も左もわからないまま徹夜して作った『GOMES THE HITMAN in arpeggio』と『down the river to the sea』は拙くてせっかちでむせ返るくらいに青臭くて気恥ずかしい。誰かの青春を曇らせたり傷つけたりしたら嫌だなという複雑な気持ちもあってなかなか手をつけられずにいたセルフカバー企画がついに始動したのは、ライブ活動が制限されたコロナ禍2度目の春のこと。メンバー4人だけでスタジオに入って四半世紀前に書かれた歌を演奏する。憶えていること忘れていることがあって、そのつど記憶を巻き戻す。玉手箱を開けた浦島太郎はおじいさんになってしまうけれど、僕にとってのパンドラの匣であるインディー盤2枚を紐解くと僕は未熟な若者に立ち返ったような気分になるから不思議だ。
山田稔明(vocal, guitar)、堀越和子(keyboards, chorus)、高橋結子(drums, percussions, chorus)、須藤俊明(bass, chorus)の4人は同じ大学の同じ軽音楽サークル出身、付き合いも30年近くになるけれど、インディー時代は現在のラインナップと異なりオリジナルメンバーは山田と堀越のみ。高橋はゲストとしてパーカッションで参加、須藤は脱退したメンバーに替わり加入したので、本作16曲をこのメンバーで録音するのは初めてのことだった。「tsubomi」はメジャーデビュー時に新録したので、今回は「スミス」がその位置を引き継いだ。GOMES THE HITMANで一番古い曲だけれど、バンド名義で録音するのはこれが初めて。「青年船に乗る」も初めて正式に録音した。「寒い夜だよ」だけ山田稔明ひとりでの多重録音で、これは「死にそう過ぎて再現不可」と言われた超初期デモバージョンと同じキーと雰囲気で再演を試みたもの。現在でもステージで演奏される頻度の高い曲に関してはライブアレンジに近いかたちで演奏されているけれど、基本的にはオリジナル盤に忠実なアレンジで収録したので、僕にはかつてのメンバーたちが鳴らした音が亡霊のように(みんな元気に生きてるけどね)宙空に漂っているのを感じる。
全16曲、2枚組の大作となったこのレコードに『slo-mo replay』というタイトルをつけた。「走馬灯」みたいに四半世紀前の風景が2022年にスロー再生されるイメージ。だいたいどの曲も早急すぎたテンポを適正なところまで少し落ち着かせてることにもかけているけれど、ここで鳴らされる音は成熟や老成とは程遠いモラトリアムと焦燥と青春の音楽だ。長いこと逡巡したけれど、この再録音盤を作り上げて僕自身の青春をもう一度やり直してる感覚すらある。「遅れ
てきた青春」とはよく言ったものだ。人生はこれから先もカレンダーのように続いていく。振り返ることだって悪いことじゃないだろう。昔からのファンの人も最近僕らのことを知ってくれた人にも懐かしさと新しさを感じてもらえたら嬉しいし、なにより僕自身がこのCDを爆音でカーステで鳴らしながら海とか山とか、いろんなところへ行きたい。2022年は去年より一昨年よりご機嫌な年だった、とまたいつか振り返りたい。
GOMES THE HITMAN 山田稔明
品番:GTHC-0020
フォーマット:CD2枚組
発売日:2022/5/25
詳細
DISC1
1. 僕はネオアコで人生を語る
2. 朝の幸せ
3. レモンひときれ
4. スミス
5. オレンジ〜真実
6. 遅れてきた青春
7. 寒い夜だよ
8. 青年船に乗る
DISC2
1. believe in magic in summertime?
2. 平和なるサバービア
3. 海があればよかった
4. 真夏のスキャット
5. センチメンタル・ジャーニー
6. 会えないかな
7. 溶けて死ぬのさ
8. coffee
<GOMES THE HITMAN『slo-mo replay』によせて>
ずっとインディーズ時代の2枚に収録された楽曲を録り直したいと思っていた。
右も左もわからないまま徹夜して作った『GOMES THE HITMAN in arpeggio』と『down the river to the sea』は拙くてせっかちでむせ返るくらいに青臭くて気恥ずかしい。誰かの青春を曇らせたり傷つけたりしたら嫌だなという複雑な気持ちもあってなかなか手をつけられずにいたセルフカバー企画がついに始動したのは、ライブ活動が制限されたコロナ禍2度目の春のこと。メンバー4人だけでスタジオに入って四半世紀前に書かれた歌を演奏する。憶えていること忘れていることがあって、そのつど記憶を巻き戻す。玉手箱を開けた浦島太郎はおじいさんになってしまうけれど、僕にとってのパンドラの匣であるインディー盤2枚を紐解くと僕は未熟な若者に立ち返ったような気分になるから不思議だ。
山田稔明(vocal, guitar)、堀越和子(keyboards, chorus)、高橋結子(drums, percussions, chorus)、須藤俊明(bass, chorus)の4人は同じ大学の同じ軽音楽サークル出身、付き合いも30年近くになるけれど、インディー時代は現在のラインナップと異なりオリジナルメンバーは山田と堀越のみ。高橋はゲストとしてパーカッションで参加、須藤は脱退したメンバーに替わり加入したので、本作16曲をこのメンバーで録音するのは初めてのことだった。「tsubomi」はメジャーデビュー時に新録したので、今回は「スミス」がその位置を引き継いだ。GOMES THE HITMANで一番古い曲だけれど、バンド名義で録音するのはこれが初めて。「青年船に乗る」も初めて正式に録音した。「寒い夜だよ」だけ山田稔明ひとりでの多重録音で、これは「死にそう過ぎて再現不可」と言われた超初期デモバージョンと同じキーと雰囲気で再演を試みたもの。現在でもステージで演奏される頻度の高い曲に関してはライブアレンジに近いかたちで演奏されているけれど、基本的にはオリジナル盤に忠実なアレンジで収録したので、僕にはかつてのメンバーたちが鳴らした音が亡霊のように(みんな元気に生きてるけどね)宙空に漂っているのを感じる。
全16曲、2枚組の大作となったこのレコードに『slo-mo replay』というタイトルをつけた。「走馬灯」みたいに四半世紀前の風景が2022年にスロー再生されるイメージ。だいたいどの曲も早急すぎたテンポを適正なところまで少し落ち着かせてることにもかけているけれど、ここで鳴らされる音は成熟や老成とは程遠いモラトリアムと焦燥と青春の音楽だ。長いこと逡巡したけれど、この再録音盤を作り上げて僕自身の青春をもう一度やり直してる感覚すらある。「遅れ
てきた青春」とはよく言ったものだ。人生はこれから先もカレンダーのように続いていく。振り返ることだって悪いことじゃないだろう。昔からのファンの人も最近僕らのことを知ってくれた人にも懐かしさと新しさを感じてもらえたら嬉しいし、なにより僕自身がこのCDを爆音でカーステで鳴らしながら海とか山とか、いろんなところへ行きたい。2022年は去年より一昨年よりご機嫌な年だった、とまたいつか振り返りたい。
GOMES THE HITMAN 山田稔明
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