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chihei hatakeyama「The Secret distance of TOCHKA」(boidcd023) ※品切れ

販売価格 1,524円(税込1,676円)
型番 boidcd023

レーベル:boid
品番:boidcd-023
JAN:4562219810161
フォーマット:CD
2009.11.23発売
※品切れ


――わたしにはもうひとつ別の記憶があった。
映画『TOCHKA』のために録り溜められた
フィールド・レコーディングから新たなサウンドスケープを再構築。
映画と音(楽)のもうひとつの関係性を開示する。

■映画『TOCHKA』について
荒涼とした北の海岸線に点在するコンクリートの構造体たち。それは太平洋戦争末期に建造されたものの、実戦では使用されることなく、廃墟と化したトーチカ群である。砲弾にも耐えうる分厚い壁の内部に満ちている静謐な闇。その暗い「闇」に引き寄せられるように出会った見ず知らずの二人。それぞれの記憶を胸に、かれらは新たな記憶を紡ぎだす。
廃墟のトーチカで出会う男女を演じたのは、菅田俊と藤田陽子。トーチカの闇、北方の光、そして圧倒的な波音の響きのなか、ただ眼差しと言葉のみによって、互いに距離を推し量るかのような息詰まるやり取りを見せる。
映画『TOCHKA』は、北海道根室市の海岸に実際に残存する戦争遺跡=トーチカを舞台に、ほぼワンロケーション、主要登場人物二人、劇中音楽もなく、台詞と環境音のみの音響設計という、過激なまでに切り詰められた表現によって構成された野心作。

■『The Secret distance of TOCHKA』について
音楽のない映画『TOCHKA』の幻のサウンドトラックともいえる『The Secret distance of TOCHKA』。
これは、映画撮影中に録音されたさまざまな環境音や台詞など、映画の中に使われなかったものも含め、『TOCHKA』を構成するすべての音をベースに、音楽家畠山地平が新たなる『TOCHKA』を再構築したもの。
映画の広がりと奥行き、時間軸と空間軸をさらに押し広げ、捻り、変容させ、そしてその果てに再び『TOCHKA』へとたどり着く。
そんな時間と空間の旅が、ここに収録されている。


1. dot
2. wave and window
3. monologue
4. outside of TOCHKA
5. monologue II
6. inside of TOCHKA
7. bonfire


畠山地平 Chihei Hatakeyama
1978年生まれ。
東京を拠点に音楽活動を行う。Chihei Hatakeyamaとしてソロ活動の他、電子音楽ユニット『opitope』、佐立努とのウタモノユニット『Luis Nanook』としても活動。独自の楽曲制作の他、映画『美代子阿佐ヶ谷気分』など、映画や舞台にも楽曲を提供。また録音に携わる仕事もこなし、ミックス、マスタリングまで請け負う。2006年にkrankyよりファーストアルバムをリリース。世界中からその何重にもプロセッシングされた音が構築する美しい音世界が評価されている。

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