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echo-U-nite/エコーユナイト「三十一の木霊」(CL-043)

販売価格 2,273円(税込2,500円)
型番 CL-043

レーベル:Club Lunatica
品番:CL-043
フォーマット:CD
発売日:2023/1/20
JANコード:4582561398827


詳細


東京の重要ミュージシャン5人からなるサイケポップの雄、エコーユナイト。21年ぶり(!)渾身の新作。

コメント



次女の幼稚園二次面接にこないだいってきまして、ほかの方々に倣ぃ寄付金盛ろオーと強盗仕掛けてたんですが「三十一の木霊」お供えのほが高能率。と。結果!歌詞カードみながら音聞くこと初体験するのに59年強弱罹りました。ぼくの最強自慢の最もふるい五人の友人の、ぼくが知る最も深いエコー

(ことぶき光氏/プノンペンモデル)

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プノンペンモデル、YAPOOS、パスカルズや、元たま、チコヒゲなどの全員剛腕メンバーによる久しぶりのアルバム。このメンバーでスゴいもの以外できるわけがない。どれかのバンド名にピンと来た人は聴いて、震えてください。僕は、震えた。

(石川浩司氏/パスカルズ)

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エコーユナイト、とは個性的で力のあるメンバーの集まったバンドだと思ってるとそれはちょっと違ってて、どうも、エコーユナイトという「バンド」が、久しぶりに何かしなくちゃいけないと、何かを始めたくなって、またメンバーを召喚したのだな、と、この新譜を聴かせてもらいながらとてもとても納得しました。21年ぶりになぜ「エコーユナイトさん」がそんな風に考えたのだろうか?ということは、なんていっても21年分の時間の中で湧き上がってきたことなのですから、ちょっと聴いたくらいでコメントなんかできるものではない、そう考えます。ぼくはこれからゆっくりと時間を掛けて幾度もこのアルバムを聴きます。そしてきっと少しずつ、その聴こえ方も変わるのだろうと思います。けれど、長い期間、音楽的に黙っていたはずが、また形を求めた理由=必然性とも呼ぶべきなにかは既に、滲み出していることはわかりました。簡単に心を揺すぶらせてしまうところと、一方で簡単にそうはさせないところが、同時に存在している感じをうまく伝える言葉をまだぼくは知りません。詰まるところ、とても大事な一枚、ということなのでしょうけれど。

(佐藤幸雄氏/佐藤幸雄とわたしたち)

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阿呆でキキチガイな僕は、ずっと耳で「エコーユーナイト」〜「エコーゆうnight」〜「コエの夕方、そして夜」〜「声夕宵」と思っていたのでした。

黄昏とは言っても深い深い海の底の夕暮れ。声を束ね、優しく鼓膜を踏み躙る超絶技巧の奇天烈キチガイ五人組、回向幽騎士。

また、あれが危険るんですね!オソロイを未来れるんですね!莞爾られるんですね!もんのすごくウレ憂しいです!

そして懐かしくもオソロシイ!

(天野天街氏/少年王者舘)

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1. 風や光や海や木の葉のような、ただそこにある自然のものをマルタさんはよく歌っている。そんななかで、「マンホール」という不思議な歌は、もぐらか地底人の歌なのだろうか、ちょっと浮いている。「いきるために ぼくらは進む」、「いきるために ぼくらは眠る」、「いきるために ぼくらは歌う」。わたしたちが進んで、眠って、歌って、生きているのは、べつに誰かに頼まれたわけじゃない。この偶然の世界をたまたま生きて、一方向的な自然の流れに自分の意志をちょっとだけ差しこむために進んだり、眠ったり、歌ったりする。「マンホール」は、どこかお気楽でユーモラスだけれど、そこには切実な意志の言葉がある。それが、聴き手の心をしゃきっとさせる。

2. echo-U-niteの音楽からは、60年代の置き土産と地下ニューウェーブの自由な気風が香ってくる。サイケデリックフォークと箱庭バロックポップとプロッグとレゲエもどきが一緒くたになっている。閉塞感しかない今、このおおらかな優しさと跳躍感は、とてもすがすがしい。時のトンネルをくぐり抜けて、吹けよ風、呼べよ嵐。

3. 「宇宙に木霊って存在するのかな?」と、『三十一の木霊』のカバーアートを見つめながら思った。宇宙には大気がないから、基本的に音もない。「スペースエコー」は嘘っぱちだし、そう考えると、「スペーシー」や「コズミック」といった音楽を形容する言葉もなんだかうさんくさく思えてくる。でも、「木霊」という言葉に注目してみると、木霊はそもそも、読んで字のごとく木に宿った霊で、山やなんかでの音の反響はその霊のしわざなのだという解釈がかつて、わたしたちの国にはあった。樹は宇宙にないから木霊はいないとしても、宇宙霊がいて、手を振り返すくらいのことはしてくれるかもしれない。そうだったらいい。

(天野龍太郎氏)

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エコーユナイトの新譜、聴いています〜めちゃくちゃカッコイイがや!スターパインズカフェでのオールナイトライブで勢いあまってか、ぶっ倒れながら歌っていたマルタ君を思い出しました

(宍戸幸司氏/割礼)

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エコーユナイトの新譜。

21年ぶりということで、すでにライブで馴染みの懐かしい名曲もあるが、どれも鮮度は高い。変わらずの僕の好きなマルタ君のあの声と歌世界。荒れ野の地を這い、深海をゆき、メタな空間さえ素足で通り抜け、次にはもう光年の向こうに場所を移して、そこで身をよじらせながらサビをアジテーションしている。

各パートも歌と平行して縦横に多動しつつ、反重力的に賑やかに宙空でうねりながら、しかしそれでも美しく破綻のないのはさすがに円熟のたまものか。だが、そんな奔放に謳い上げられた楽曲たちが肉感として直接にこちらの魂を打ってくるという不可思議に関しては、きっとキャリアだけで片付くはなしではないだろう。

メンバーとはそれぞれ三十年なんなんとする旧知だが、みんなが元気で平然とフツーをぶっちぎっているのが何より痛快でこっちも嬉しい。

新譜おめでとう。そして何だかありがとう。

(原マスミ氏)

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80年代から東京のアンダーグラウンドでずっと活動し続けている吟遊詩人、マルタ。彼のこれまでの活動の総集編とも言えそうな、詩情をもった言葉と歌による夢のよなシナリオと現実の悪夢が入り混じった力作。美しいフォークがあり迫力をもったポスト・パンクもあって、一見ランダムに思える回路もひとつのパワフルな音楽にまとまっている。定義しづらい音楽だが、魅力ある作品。

(野田努氏/ele-king)

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 21年ぶり! みんな元気で揃っているのがすごいですな。頭おかしい音楽やっている人たちが相変わらず清々しくやっているのが良かったです。

(四本淑三氏)


曲目


01. 20×5=
02. flower
03. お墓のバラ
04. トレンチでダンス
05. 空き地
06. マンホール
07. 二十八階のおばけちゃん
08. ひだまり
09. 船の唄
10.下界は春の夜
11. 上を向いてイーゆん feat.MAMIYA
12. 空


プロフィール


echo-U-nite / エコーユナイト
1990年、谷口マルタ正明(プノンペンモデル他、ex.イキル)vo,ag、ライオン・メリィ(YAPOOS他)key,acc、坂本弘道(パスカルズ他)cello、松本正 ds の4人により、アコースティック・コンボの形態で始動。1991年ミニアルバム「お墓のバラ」(日本クラウン)にてCDデビュー。1996年、滝本晃司(ex.たま)b の加入を機にロック色の強いサウンドに移行。音楽性は、サイケ・ポップ、ジャジー・ロック、アシッド・フォーク、ニューウェーブ、トラッドなど、気のむくまま。2022年、CDデビューから31年、実に21年ぶりの新作CD「三十一の木霊」リリース。

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