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小森俊明 庄子勝治 望月太喜之丞「Toward the Depths」(JIGEN026)

販売価格 2,000円(税込2,200円)
型番 JIGEN026

レーベル:時弦プロダクション
品番:JIGEN026
JAN:4582561402371
フォーマット:CD
発売日:2024/10/20

詳細



小森俊明(Komori Toshiaki)、庄子勝治(Showji Masaharu)、望月太喜之丞(Mochizuki Takinojo)。
異なるバックグランドを持つ三者による異色の組み合わせが実現。
ポストコンポジション、即興、邦楽、フリージャズ等、様々な形態の垣根を無効にするかのような音の乱舞、空間の創造である。
静謐と喧騒、雄弁な無音の間、音の外向的パワーと内側に向かう精神性。多局面を表現する即興演奏の深部へ向かうドキュメンタリー。
2023年、東京大泉学園 In "F" に於ける実況録音盤。



曲目



1. Wiping of Defilement(煩悩の払拭)27:14
2. Daily Sutra(毎日のお経)     20:45
3. Travel Recollections(旅の回想) 25:41
Total 73:40



プロフィール


ユニット(庄子勝治、望月太喜之丞、小森俊明)結成の経緯について

 3人のミュージシャンのうち、庄子勝治(sax)と望月太喜之丞(鼓)の2人が、30年くらい前にジャズ評論家の副島輝人氏の紹介により、広島で初共演した(その時には、邦楽界で作曲家としても著名な尺八奏者の水川寿也氏と3人で演奏した)。そしてそれ以降、庄子、太喜之丞の2人は、さまざまな編成でセッションを重ねることとなる。
 時が経ち、2018年に、即興デュオの「鵺魂」(ぬえたま)メンバーのノイズ・ミュージシャンでパーカッション奏者の玉響海月(たまゆらくらげ)氏の紹介により、庄子と小森俊明(piano)が今は無き喫茶茶会記(東京・四谷)にて初共演した。意気投合した庄子と小森がデュオ・セッションを一回行なったのち、庄子を介して太喜之丞と小森が2023年に出会い、庄子、太喜之丞、小森によるトリオ・セッションが同年、in “F”(東京・大泉学園)にて実現した。ところが2024年現在、この3人によるユニットには名前はまだ無い。


小森俊明 Komori Toshiaki < piano >

1972年横浜生まれ。東京藝術大学音楽学部作曲科を経て同大学院修士課程音楽研究科作曲専攻修了。現代音楽、クラシック、異分野のアーティストとのコラボレーション、フリー・インプロヴィゼーション/フリー・ジャズ、アヴァンギャルド/テクノ、合唱の各分野で活動。
日本交響楽振興財団作曲賞、東京国際室内楽作曲コンクール、AACサウンドパフォーマンス道場(愛知芸術文化センター)、EXPERIMENTAL SOUND, ART & PERFORMANCE FESTIVAL (トーキョーワンダーサイト、現トーキョーアーツアンドスペース)他多数入賞、入選。
あらゆるタイプの演奏の現場を経験。既成のジャンルと制度に捉われない自由な視座と、中央集権的システムと権威主義から距離を置いたインディペンデントな立ち位置と、反戦反核主義の思想のもと、芸術全般および哲学・社会・政治・科学等にも目配りしつつ、作曲、映画・舞台作品等への楽曲提供、編曲、演奏、音楽教育、執筆、講演、学会発表、翻訳等を行う。国内・世界各地で作品発表。桐朋学園大学講師、日本イザイ協会顧問等を経て現在、東京藝術大学音楽学部同声会神奈川支部会役員、藝大神奈川同声会新人コンサート運営委員、日本クラシック音楽コンクール審査員、一般社団法人日本作曲家協議会会員、OTOの会会員、芸術メディア研究会会員、集団即興ユニット「空観無為」ピアニスト、サイケデリック合奏団「邪宗門」シンセサイザー奏者、“Social Arts Project”同人。主要作品は、音楽之友社、カワイ出版、マザーアース、イレーヌ、JFCより楽譜出版されている。また、芸術全般にわたる共著7冊を持つ。これまでに作曲および音楽理論を國越健司、故・松下功、故・野田暉行、小鍛冶邦隆の各氏に、ピアノを三谷亜佐美、君塚美智子、故・阪倉良百、故・市田儀一郎、遠藤恵眞子、岡野壽子の各氏にそれぞれ師事。近年の主な活動:2018年、FMおだわら出演。2019年、講演付きピアノ・リサイタルを開催。詩人の野村喜和夫氏と対談ならびにコラボレーション。2022年、舞踏家の三浦一壮氏とコラボレーション。2023年、美術家の池田一氏と対談ならびに共著出版。

庄子勝治 SHOWJI Masaharu < saxophone >

1957年広島生まれ。広島在住.
1992年、ロシアのジャズフェスティバルにて劇的デビュー。国内外のアーティストとセッションをし、各地を飛び回り自らの音世界を追求し続けている。美術、演劇、舞踏、映像など、あらゆる表現媒体と共演可能で、その活躍ぶりは幅広い。
彼の独特な音色と間合いのセンスは、自然を愛し、常にインスピレーションを得るところから派生している。どこまでも有機的で伸びやかな彼の音は、その場所の空気、風や雨音など自然たちと絡み合い、独特の哀感を奏で空間を一変させる。時にダイナミックに荒れ狂い、そして微かな息のように絞り出される音…音で絵を描くがごとく、色彩豊かな表現が聴く者を想像の世界に誘う。音楽というよりは、ひとつのアート作品であると称されることが多い。

望月太喜之丞 Mochizuki Takinojo < 鼓 >

東京出身。邦楽打楽器演奏家。東京藝術大学邦楽科出身。小鼓、太鼓など日本の伝統的な打楽器の演奏を専門とし、古典である歌舞伎音楽を始めとして能楽囃子、民踊から演歌、現代音楽、ジャズやロックにいたるまで、幅広く演奏活動を続けている。31回、26カ国、70都市以上に及ぶ豊富な海外渡航経験による国際交流や、後進の育成、教育、普及にも力を入れており、民族音楽としての邦楽と邦楽打楽器の可能性を追及
している。また音楽家兼俳優としても舞台や映画、テレビドラマ等への出演を経験しており、もはやその節操のなさは右に出るものはいない。
ちなみに年齢と体重は非公開である。社団法人長唄協会会員・日本民俗芸能協会会員・邦楽創造集団 オーラJ団員 http://www.bekkoame.ne.jp/~takinojo

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