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レーベル：Sweet Dreams
品番：SDCD-002
JAN：4582237818703
フォーマット：CD(ジュエルケース＋糸綴じ 12p ブックレット)
2010.2.15発売
※品切れ

詳細

TEASI の真っ白なサード・アルバム
気づいたらそこにある、どこにもないおとなりの暮らし

セカンド・アルバム『壁新聞』(コンペアノーツ)から早4年。新作を待つ熱狂的な声をよそに、ライヴも以後6回のみという恐るべき寡黙ぶりを保ちながら、しかし、メンバー・チェンジを挟み、じっくりゆっくり日々の歩みを進めてきた彼ら。その間の苦悩、その音楽に対するひたむきな姿勢については弊社『スウィート・ドリームス』創刊号を読んでいただくとして、ともかく、ついに(!)、ようやく(!!)、TEASIのサード・アルバムが完成しました。

「さんど」とも「さんどう」とも読めるタイトルについては、聴く者それぞれイメージを広げていただくとして、『壁新聞』という圧倒的な音の波が引いた後、その砂浜にぽつんと残った曲が7つ。木造校舎で鳴るピアノ、見る見る形を変えていくギターの煙、予感に充ちたベース・ライン、空模様のようなドラムス、そして、ついに発音される新しい言葉と歌……。

とはいえ、音の隙間や休符を縫いあわせる孤高のアンサンブルは健在にして、まるで隣の家から漏れてくる夕餉の匂いのように、今度のTEASIは身体になじむのです。例えば、私たち用の普段使いの音楽と呼んでみる。しかし、手にぴったり収まるしゃもじや、焦げ目のついた鍋やかん、そんな見なれた物たちを見なれたようにまとめるのではなく、まるで見なれなかった感動として後ろ手に差し出すところに彼らの真骨頂があるのです。

ゲストとして、Suspiria、XIXEXI、最近ではゑでぃまぁこんにも参加する元山ツトムと、マルオト他で知られる奇才、村上ゴンゾのふたりを召喚、さらに、録音/ミックス/共同プロデュースに前作同様、稲田誠(PAAP、ブラジル、Suspiria他)を迎えた体制で約2年をかけてつくり上げられた『SANDO』。こんな音楽が育っていける場所をぜひ、あなたの暮らす場所につくってあげてください。

曲目

1. 電車（2:28）
2. よぐも（9:22）
3. バチ（5:12）
4. すべての岬（10:18）
5. タナゴ（2:56）
6. 砂漠（10:07）
7. 一針（3:29）

●GUEST APPEARANCE
・村上ゴンゾ(自作楽器/ハンダごて)
・元山ツトム（ペダル・スティール）
・稲田誠(録音/ミックス/プロデュース)