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レーベル:macaroni records
品番:MCRN-006
フォーマット:CD
2007.2.10発売予定


[track list]
1. In C
2. In E
3. In D(bonus track)

ドラびでお、ZUのCDリリースやmacaroni±SPLAYなどのハチャメチャイベントなど
神出鬼没で魂早いレーベル＝マカロニ・レコードがなんと超大物の再発をリリース！！
世界が誇るモンスターバンドであり、トリップサイケの雄でもあるアシッド・マザーズ・テンプル！
アルバム史上最も評価の高い2002年にリリースされたアルバム『In C』が遂に国内発売！
吉田達也(ルインズ、etc.)によるデジタル・リマスターとなって再び現世に蘇る！

アシッド・マザーズ・テンプルほど海外と国内での知名度に差があるバンドはないのではないだろうか。海外では数多くのミュージシャンに多大な影響を与え、マーズ・ヴォルタやモグワイに招聘されて、「All　Tomorrow’s　Party」にも出演している。最近はGongとの合体も果たし、さらに幅広いファン層に支持されている。世界中のインディーレーベルから無数の作品をリリースしているにも関わらず、国内盤のリリースはPSF　Recordsからの初期３作品とAMT主宰のレーベルからしかなかったので、ほとんどの作品が輸入盤扱いで国内では入手困難であった。しかし、今回マカロニ・レコードから本作が国内発売されることになった。ミニマル音楽家、テリー・ライリーの代表作「In C」をカヴァーしたこのアルバムは2001年にアメリカのインディーレーベル　Eclipse　Recordsからアナログ盤だけで発売され、2002年にアメリカのインディーレーベル　Squealer　MusicからCDでリリースされた。アメリカではカレッジラジオ各局のチャート上位に入り、アシッド・マザーズ・テンプルの代表作の１枚に数えられている。（2005年にはアシッド・マザーズ・テンプル ＆ ザ・コズミック・インフェルノがロサンゼルスUCLAで開催された「テリー・ライリー・70ｔｈバースデー・セレブレーション」において、テリー・ライリー本人の前で「In　C」を演奏している）
　　現在はアシッド・マザーズ・テンプルの名前を持つ複数のグループが存在しているが、本作はオリジナル・アシッド・マザーズ・テンプルである、アシッド・マザーズ・テンプル ＆ ザ・メルティング・パライソ　Ｕ．Ｆ．Ｏ名義の作品である。レコーディング時のメンバーはリーダーである河端一、東洋之、「想い出波止場」の津山篤、2004年に脱退したＣｏｔｔｏｎ　Ｃａｓｉｎｏ、現在は「ドラびでお」で活躍する一楽儀光、照喜名仙子の６名になっている。
　電子音やドローンが飛び交う中、津山と一楽の打ち出すヘビーなグルーヴに支えられたサウンドは原曲を完全に解体再構築しており、ＣＡＮが提示してみせた実験音楽としてのロックの手法を継承していると言えるのではないだろうか。テリー・ライリー本人や様々のジャンルのミュージシャンによって今まで幾度となくこの「Ｉｎ　Ｃ」は演奏されているが、これほど斬新かつ異端なヴァージョンは他で聞くことはできない。作曲者テリー・ライリーが定めた演奏上の唯一のルール「５３の音形を演奏者各々が任意の回数反復演奏する」ことさえ守られていないのだから、それは当然の結果かもしれない。
　　最初のアナログ盤の発表から６年もの歳月を経て、遂に国内発売されることになった本作だが、これでようやくアシッド・マザーズ・テンプルという日本を代表するグループが日本国内でも広く知れ渡るようになればいいと思う。世界に通用している日本発の音楽が今、あなたの目の前にあるのだから。