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キツネの嫁入り「俯瞰せよ、月曜日」(CD9554)

販売価格 2,000円(税込2,200円)
型番 CD9554

レーベル:ギューンカセット
品番:CD9554
JAN:4582237824124
フォーマット:CD
発売日:2012年05月25日


推薦コメント


『キツネの嫁入り』が、我が家にやってきた。くるくると畳の上を、洗濯物を、かけめぐる。
扉を開けたら、ここは、どこの国?記憶の旅。
--- タテタカコ

生楽器によるグランジロックともいえるこの音が紡ぐ風景は何処でもない。ただこの怒りや祈りは間違いなく、今の日本を生きる魂のものである。
シンプルな、また時に想いをありったけ詰め込んだ言葉を流れる水のように支える楽器群とのバランスがとても心地よい。
一見無愛想にみえて、でもちゃんと受け止める手があたたかくそこで待っているこの感じは、代表であるマドナシ氏そのものではないか。
妙なフックがある。それは多分、新しいと思う。
--- 長谷川健一(シンガーソングライター)

この作品は名盤だと声を大にして言いたい。
今、薄くて軽くて簡単に作れちゃう音楽がもてはやされている中、こんなにも力強い作品が生まれた事を本当に喜びたい気持ちでいっぱいだ。
アルバムを聴いていると、この音楽に辿り着くまでの長い道のりを想像することができる。ああ、この重量感!本当に嬉しい。ありがとう。
できれば多くの人に好きになってもらいたいけど、もし誰も好きじゃなくても、私はキツネの嫁入りをとても誇りに思います。
--- 石橋英子

「たとえば【雨】の【唄】を作るとするなら、<【傘】を【傘】としてみる>ということにする。というのはどうでしょう。」・・・【想定・置換】を繰り返すマドナシさんの問いかけに、あたしゃ同業者として【ディレクター業】の憂いを見てるんですがね。依頼人と顧客という【クライアント】どうしを【ミドルマン】としてどう繋げるか。予算と時間の制約、感情を抑え、徹底した俯瞰から「今回はこれで」という、ベストというよりベターな選択をせざるを得ない現実。だってソヲでしょヒトとして。【デジタル】にピクセル化した世の中の【スキマ】にある、ありとあらゆる憂いを【ミニマム】に【サンプリング】し【ループ】させた【諸行無常】を嗜む【祭り】のサウンド。既存の【アコースティック】という【記号】への問いかけも孕みつつ・・・なんてのも【野暮】つかほんと野暮。このキモチよすぎる音に身を委ね「最近どうすか。そうすか。なんなんすかねありゃ。ま飲みましょか。」でいいじゃないの【ヒト】を【ヒト】とするならヒトとして。
--- 日比谷カタン

詳細


キツネの嫁入り、待望の2ndアルバム!

曲目


1.俯瞰せよ、月曜日
2.東西南北
3.エール
4.雨の歌
5.せん
6.結局、そう
7.ヤキナオシクリカエシ
8.ブルー、始まりと終わりと。
9.家探しして

プロフィール


キツネの嫁入り
・マドナシ:VO.Guitar
・ひさよ:Cho.Piano.Accordion.木琴,トライアングル
・藤井都督:Cho.Contrabass
・カギ:Drums.percussion

2006年頃から京都を中心に活動中。
京都・大阪のライブハウスを使用した「スキマ産業」。
京都木屋町の廃校を使ったフェス「スキマアワー」を主催。

なんとなくの癒しの言葉や、あやふやな応援、ありきたりの恋愛歌等の要素を一切排除した歌詞。辛辣かもしれない誰しもが身に覚えのある「誰かのせいにしたくなる、絶望的とまではいかないにしても、嘆きたくなる日常」を目の前に突きつけられる言葉達は、変拍子を織り交ぜ、アコギとアコーディオン・ピアノ・木琴・コントラバス・ドラムにより繰り出される破壊力のある楽曲により、それでいてpopmusicというフィルタを通過した、唯一無二の「キツネの嫁入り」でしかない音世界として昇華される。
現在の4人編成になり、曲ならず歌詞も共作・セッションによる要素が増えたこともあり 前作に比べ、グルーブ感・キツネの嫁入りなりのPOP感が、更なる広がりを見せている。

この数年で東京での演奏も増え、自主企画「スキマ産業」の開催も31回となる。 加えて、2011年9月に「木屋町UrBANGUILD」と廃校「元・立誠小学校」を使用し、京都のイベンターp-hourと共催で「スキマアワー」というフェスを開催。二階堂和美・キセル・向井秀徳・タテタカコ・大友良英・王舟らが出演。2012年4月には、単独主催でトクマルシューゴ・ジムオルーク・コトリンゴらを呼び、第二回を開催予定。

キツネの嫁入りの音世界は、既存の何かに対しての「警鐘と終焉、そして始まり」を「夕焼けと朝焼け=オレンジ」になぞらえ、この街に、人々の心に、流れる川に突き刺し、それに掴まるもよし、行き先を変えるもよしの「一つの杭」をコンセプトにする。
そのコンセプトにそって、アー写は京都のセレクトショップ” 4F parallel”の衣装協力を得て、キツネの嫁入り結成当初から撮影し続けているtuttyにより撮影。 アルバムジャケットは、京都在住のクリエイター「西 祐佳里」により制作 PV「雨の歌」は”キセルの砂漠に咲いた花”等の砂絵を使ったアニメーション作家「永田ナヲミ」。PVは「俯瞰せよ、月曜日」は、東京在住の映像クリエイター「麻田弦」により制作され、多種多様なキツネの嫁入りの世界観を、様々な角度から人々にアウトプットする。

また、アルバムには、大阪のプログレバンド「Djamra」から北村氏によるSax。 京都から過去に多数の共演のある「たゆたう」からイガキアキコによるバイオリン。東京の新進気鋭のmmm(ミーマイモー)によるフルートのゲスト参加でアルバムならではのアレンジを見せている。
キツネの嫁入りは、時代・国・場所を越えて、人々の心に残るだろう歌と音を確実に突き刺し、残す。今そうじゃなかったとしても、いつか、その心に響く事を信じて。

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