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Mount Eerie「Clear Moon/Ocean Roar」(epcd066/067)

販売価格 2,476円(税込2,724円)
型番 epcd066/067

レーベル:7e.p. records(原盤:P. W.Elverum & Sun)
品番:epcd066/067
JAN:4582237824346
フォーマット:2CD(限定500セット、A式紙ジャケット、2枚組仕様)
発売日:2012年7月4日

曲目


Disc 1 : 『クリアー・ムーン』
1. Through The Trees pt. 2
2. the Place Lives
3. the Place I Live
4. (something)
5. Lone Bell
6. House Shape
7. Over Dark Water
8. (something)
9. Clear Moon
10. Yawning Sky
11. (synthesizer)

Disc 2 : 『オーシャン・ロア』
1. Pale Lights
2. Ocean Roar
3. Ancient Times
4. Instrumental
5. Waves
6. Engel Der Luft
7. I Walked Home Beholding
8. Instrumental


詳細


Pitchfork年間No.1アルバムを獲得した『The Glow Pt.2』から10年余り、依然進化を続ける孤高の天才フィル・エルヴラム=マウント・イアリ。前作より3年、自ら「ここまで精力を注ぎ込んだアルバムはなかった」と語る双子のアルバム『Clear Moon』『Ocean Roar』。

※現在ではUS随一の影響力を誇るウェブサイトとして成長したPitchfork。その黎明期にあたる2001年、レディオヘッド、ホワイト・ストライプス、アヴァランチーズ、ストロークス、ジム・オルーク、フガジらを押さえ年間ベスト・アルバムに輝いたのがザ・マイクロフォンズ『ザ・グロウ・パート2』。当時若干23歳のフィル・エルヴラム(ワシントン州アナコーテス出身)の生み出した金字塔は、90年代ローファイと2000年代フリーフォーク、シューゲイザー・リヴァイヴァルの橋渡し役を務め、ダーティー・プロジェクターズ、アニマル・コレクティヴ、グリズリー・ベア、ディアハンターら現在のモダン・サイケデリア/アート・ポップ勢にも多大な影響を与えた。2003年にユニット名をマウント・イアリに改めて以降もエルヴラムは、シーンの狂騒とは離れた場所から依然として独創的な音楽を生み出し続け、近年も「『ツイン・ピークス』とブラック・メタル、それに少々のマイケル・ジャクソンをミクスチャー」な前作『ウィンズ・ポエム』(Pitchfork 8.2点、All Music Guide 4つ星)、カナダを代表するシンガーソングライター、ジュリー・ドワロンとの静謐なコラボレーション・アルバム『Lost Wisdom』(Pitchfork 8.3点、All Music Guide 4つ星)はそれぞれ圧倒的な評価を受けた。

※ そして、『ウィンズ・ポエム』より3年、制作に15ヶ月を費やしエルヴラム自ら「ここまで精力を注ぎ込んだアルバムはなかった」と語る2枚のアルバム『クリアー・ムーン』『オーシャン・ロア』がここに完成。かたや、澄み切った夜空を浮遊するようなシンセサウンド(本人曰くジャーマン・プログレのポポル・ヴー(Popol Vuh)からの影響大)とコクトー・ツインズを彷彿させる荘厳な女性ヴォーカルを効果的に配したうたものをフィーチャーした幽玄な『クリアー・ムーン』。こなた、寄せては返す大海原の咆哮のような怒濤の轟音ギター/パーカッション/シンセをフィーチャーした10分に及ぶ冒頭の“Pale Lights”が象徴するように、前作で試みたブラック・メタルからの影響を更に昇華した、広大かつエレガントなサウンドスケープの『オーシャン・ロア』。それぞれのタイトル通りの異なったアプローチを取りながらしかし相互にしっかりと結びついた双子のようなこの連作には、ザ・マイクロフォンズからマウント・イアリに至るエルヴラムの全エッセンスが凝縮されており、大自然の静と動の両面を見事に描ききったダイナミック・レンジの振幅の激しさとレイヤーの美しさは圧倒的。スピーカー/ヘッドフォンを問わず大音量での聴体験をお勧めしたい。

※ USでは『クリアー・ムーン』が5月、『オーシャン・ロア』が9月と間隔を開けて、それぞれLPフォーマットと配信のみでリリース。日本盤のみCD2枚をA式紙ジャケットに収めたスペシャル・セットとして限定500セットで発売。配信では各アルバムを別タイトルとして発売予定。

※エルヴラムは、2010年3月にはジュリー・ドワロンとのスプリットとして3度目の日本ツアー(マウント・イアリとしては2度目)を敢行。『Lost Wisdom』も全曲披露するセットはこれまで以上に評価を 集めた。スプリット・ツアー終了後には、フィルを信奉するデイヴ・ロングストレス率いるダーティー・プロジェクターズの渋谷クアトロ公演のスペシャル・ゲストとして出演。今作に伴っての日本ツアーも予定されている。

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