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MAYA NUKUMIZU「Marguerite」(ERECTL010)

販売価格 2,500円(税込2,700円)
型番 ERECTL010

レーベル:ERECT Lab.
品番:ERECTL-010
ISBN-10: 4907079024
ISBN-13: 9784907079024
フォーマット:書籍(アートブック/A4判、64ページ)
発売日:2013年2月1日

推薦コメント


京都造形芸術大学の大学院時代から現在まで、抜水摩耶の表現世界には「戦闘的美少女」像を連想させる少女たちが繰り返し登場する。「リボンの騎士」「セーラームーン」「キューティーハニー」など、わが国固有の文化が生みだした戦う少女のイメージは、現在なんの違和感もなく驚くほど広範囲に浸透している。可憐で無垢な少女たちの戦うストーリーは、実に奇妙奇天烈なのだが、みるものを高揚させ、説得する不思議なリアリティーがある。それにくらべて抜水のキャンバスから浮かび上がる戦う少女たちは、戦闘的アニメのヒロインとは異質のエロティシズムと遊び心が溢れていて魅力的だ。動きのある一瞬を鋭く切り取った抜水独特の手法は、連続する時間の経過と、迷宮的物語を想像させる。画面を重層的に構築する演劇に似た空間も、抜水作品の際立った特長だが、いくつもの錯綜した物語が同時進行してゆく複雑なドラマ構成も見応えがある。一枚の絵に仕掛けられただまし絵空間と時間の流れ、みるものの解釈によって自在に組み換えられる虚構の物語は、今後ますます複雑に深化してゆくだろう。そして、抜水作品を際立たせるもう一つの魅力は、無意識に放射される鋭利な直線と、性的妄想から生みだされた異状に長いまつ毛の怪しい曲線だろう。また、抜水の深層に潜むフェティシズム、サディズム、マゾヒズムなどの倒錯的エロスと、性的な表現への強い関心も見逃せない。
「戦うWONDER WOMAN抜水摩耶」が、遥か天空に飛翔する日も近いのではないか。
--- 田名網敬一

プロフィール


抜水摩耶プロフィール
1982年 京都生まれ
2007年 京都造形芸術大学大学院芸術表現専攻 修了
2005年 京都造形芸術大学情報デザイン学科 卒業
主な展覧会
個展
2012年 『はんぶんしんでる』cikolata/東京
『素晴らしい世界』Para GLOBE/東京
2009年 『私は強い、お前は弱い』ArtJam Contemporary/東京
2006年 『Keiichi Tanaami prezents debutante 2』 art space Eumeria/東京
グループ展
2011年 『抜水摩耶と西祐佳里の制作室』PULP /大阪
『渾變台日交流展 trans-plex』 關渡美術館 /台北
2010年 『It must be your sexy way』AKI Gallery/台北
『Tokyo Decadence』 Ten Haaf Projects/アムステルダム
『Megane Exhibition 2』 HVW8 Art + Design Gallery/ロサンゼルス
2009年 『Flowering』gallery trax/山梨
2008年 『CowParade東京丸の内2008』丸の内/東京
『Girls’ Zone 01』ArtJam Contemporary/東京
2007年 『ART AWARD TOKYO 2007』行幸地下ギャラリー/東京
『混沌から躍り出る星たち2007』スパイラルガーデン/東京
受賞歴
2006年 『AMUSE ARTJAM 2006 in Kyoto 5th ANNIVERSARY』審査員特別賞
2005年 『ARTBEAT KYOTO 2005』グランプリ(伊藤桂司選)
『第5回「21世紀アジアデザインコンペ」』準大賞

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