BRIDGE INC. ONLINE STORE
レーベル:とんちれこーど
品番:TNCR0016
JAN:4582237828818
フォーマット:CD
発売日:2014年4月2日
とんちれこーどの2大看板、ホライズン山下宅配便ではギタリスト、片想いではベーシストとして活躍中。
同朋MC.sirafuがその実力と才能を「伴瀬=音楽=伴瀬音楽」と讃えたとんちれこーどの音楽的支柱「伴瀬朝彦」初のソロアルバムがついに完成。
マルチプレイヤーの手腕を惜しげなく発揮し、ドラム/ベース/ギター/ピアノほか、歌、コーラス全てを一人でこなした、まさにバンセ100%の純正楽曲集。
ホライズン山下宅配便のアルバム制作でも苦楽を共にした阿部共成と再び膝を突き合わせ録音をした半年間の記録。ついに音源化となったM2「サンボとおでかけ」をのぞいた全曲がこのアルバムのために作られた、鮮度の高い内容です。
幾度となくメンバーが入れ替わりながらもそれぞれの時代を築いてきたアナホールクラブバンドを解体したのち、自身の名義で活動を積み重ねてきた三年あまり。今作はその集大成であると同時に、伴瀬朝彦にとって真の意味でのファーストアルバムでもあります。
1.HIGH-HO
2.サンボとおでかけ
3.マルカポネラ
4.カリハラのうた
5.いろ
6.なくなったホーム&ブルース
7.DAM
8.カナリヤは鳴いている
9.心眼のワルツ
10.旅の小町
伴瀬の歌と意外な旅をぼくらはする。
伴瀬朝彦には、自分がどういう歌を歌っているのかわかっていないようなところがある。勘違いしないでほしいのは、伴瀬自身には「歌いたい歌」はちゃんとあるということだ。そして、聴き手であるぼくたちにも、その歌はちゃんと伝わってるし、受けとれてはいる。
だが、伴瀬の歌を追いかけていると、ときどきところどころに思いがけない穴を見つけてしまうことがある。本人にすら意識できていないその「発見された穴のような」場所は、心地良い風や香ばしい匂いとともに、さびしさや愛しさ、スリルや不安、静寂や興奮をこちらに連れてくる。そして同時に、人を「どこか知らないところに行けてしまいそうな」気持ちにさせて、ふらっと誘い出す。そして、歌が終わるといつの間にか、伴瀬もぼくも知らない場所に着いてしまっている。
伴瀬の歌う歌が、ロックだろうとブルースだろうとフォークだろうと演歌だろうとシャンソンだろうと、その穴があれば、ぼくは何だってかまわない。伴瀬の歌なら、伴瀬の音がする音楽なら何だって信頼して聴ける。そこには、自分のなかにこもりながら、いつの間にかどこかに抜け出ているような「意中の歌」と「意外の歌」の両方が、いつでもあると思うからだ。穴の向こうには、アナホールクラブバンド、ホライズン山下宅配便や、片想いといった仲間もいるかもしれないし、今回、伴瀬がたったひとりですべての楽器やコーラスまで多重録音で作り上げたこの傑作アルバム『カリハラ』みたいに、「ひとりビートルズ」みたいなシンガー・ソングライター伴瀬が待っているかもしれない。そのすべてが「意外」で、でも絶対に「意中」に飛び込んでくる。
伴瀬の歌のせいで、どこかに放り出されて道に迷ったとしても、絶対にへっちゃらだと、ぼくには思える。なぜなら、彼の歌う歌は、結論の出ない物語に寄り添ってその先を照らす道しるべだからだ。最高に頼れる感じがして、いつの間にか知らない場所に来ていて、だからこそ最高にわくわくする。
呑気な達人が、ようやくその道案内に本気になった。
みなさん、伴瀬と意外な旅に出る用意は、そろそろいいですか?
--- 松永良平(リズム&ペンシル/ハイファイ・レコード・ストア)
品番:TNCR0016
JAN:4582237828818
フォーマット:CD
発売日:2014年4月2日
詳細
とんちれこーどの2大看板、ホライズン山下宅配便ではギタリスト、片想いではベーシストとして活躍中。
同朋MC.sirafuがその実力と才能を「伴瀬=音楽=伴瀬音楽」と讃えたとんちれこーどの音楽的支柱「伴瀬朝彦」初のソロアルバムがついに完成。
マルチプレイヤーの手腕を惜しげなく発揮し、ドラム/ベース/ギター/ピアノほか、歌、コーラス全てを一人でこなした、まさにバンセ100%の純正楽曲集。
ホライズン山下宅配便のアルバム制作でも苦楽を共にした阿部共成と再び膝を突き合わせ録音をした半年間の記録。ついに音源化となったM2「サンボとおでかけ」をのぞいた全曲がこのアルバムのために作られた、鮮度の高い内容です。
幾度となくメンバーが入れ替わりながらもそれぞれの時代を築いてきたアナホールクラブバンドを解体したのち、自身の名義で活動を積み重ねてきた三年あまり。今作はその集大成であると同時に、伴瀬朝彦にとって真の意味でのファーストアルバムでもあります。
曲目
1.HIGH-HO
2.サンボとおでかけ
3.マルカポネラ
4.カリハラのうた
5.いろ
6.なくなったホーム&ブルース
7.DAM
8.カナリヤは鳴いている
9.心眼のワルツ
10.旅の小町
推薦コメント
伴瀬の歌と意外な旅をぼくらはする。
伴瀬朝彦には、自分がどういう歌を歌っているのかわかっていないようなところがある。勘違いしないでほしいのは、伴瀬自身には「歌いたい歌」はちゃんとあるということだ。そして、聴き手であるぼくたちにも、その歌はちゃんと伝わってるし、受けとれてはいる。
だが、伴瀬の歌を追いかけていると、ときどきところどころに思いがけない穴を見つけてしまうことがある。本人にすら意識できていないその「発見された穴のような」場所は、心地良い風や香ばしい匂いとともに、さびしさや愛しさ、スリルや不安、静寂や興奮をこちらに連れてくる。そして同時に、人を「どこか知らないところに行けてしまいそうな」気持ちにさせて、ふらっと誘い出す。そして、歌が終わるといつの間にか、伴瀬もぼくも知らない場所に着いてしまっている。
伴瀬の歌う歌が、ロックだろうとブルースだろうとフォークだろうと演歌だろうとシャンソンだろうと、その穴があれば、ぼくは何だってかまわない。伴瀬の歌なら、伴瀬の音がする音楽なら何だって信頼して聴ける。そこには、自分のなかにこもりながら、いつの間にかどこかに抜け出ているような「意中の歌」と「意外の歌」の両方が、いつでもあると思うからだ。穴の向こうには、アナホールクラブバンド、ホライズン山下宅配便や、片想いといった仲間もいるかもしれないし、今回、伴瀬がたったひとりですべての楽器やコーラスまで多重録音で作り上げたこの傑作アルバム『カリハラ』みたいに、「ひとりビートルズ」みたいなシンガー・ソングライター伴瀬が待っているかもしれない。そのすべてが「意外」で、でも絶対に「意中」に飛び込んでくる。
伴瀬の歌のせいで、どこかに放り出されて道に迷ったとしても、絶対にへっちゃらだと、ぼくには思える。なぜなら、彼の歌う歌は、結論の出ない物語に寄り添ってその先を照らす道しるべだからだ。最高に頼れる感じがして、いつの間にか知らない場所に来ていて、だからこそ最高にわくわくする。
呑気な達人が、ようやくその道案内に本気になった。
みなさん、伴瀬と意外な旅に出る用意は、そろそろいいですか?
--- 松永良平(リズム&ペンシル/ハイファイ・レコード・ストア)
カテゴリー
category
お買い物情報
infomation
モバイルサイト
mobile site