BRIDGE INC. ONLINE STORE

ダンボール・バット「壊れたカセットはA.O.R.」(TSR69004)

販売価格 1,500円(税込1,650円)
型番 TSR69004

レーベル:東京産業レコード
品番:TSR69004
JAN:4571255220049
フォーマット:CD
発売日:2015年6月25日

曲目


1. パーフェクトにうってつけの日(w/碧衣スイミング)
2. 壊れたカセットはA.O.R.
3. ダーク・スター
4. ダーク・ホース(w/市場大介)
5. 気のふれた男は週刊●●を読んでいた
6. 仮面の昼
7. シティ・ソルジャー〜戒厳令の夜〜
8. 岬にて<PART1&2>
9. 大天使
10. 大砂塵
11. イージー・リスニング/ハード・リスニング
12. 画家は幻
13. 流刑地から(w/Miss Donut)
14. 映画「地中海大捜査線」テーマ(bonus track)

詳細


結成28周年!時代のワイルドサイドを歩き続けるロックバンド「ダンボール・バット」が放つ超問題作にして不毛の無国籍大作完成!
苦みばしる朝に、ほとばしる夜に、爽やかに壊れていたい・・・

結成28周年!東京発・無国籍モダーンロックバンド「ダンボール・バット」の最新アルバム登場!今回のアルバムも前作同様、マイクのセッティングから録音、ミックスまで全てリーダーでもあり全曲の作詞作曲を手掛けるAMI(アミ)が担当。いわゆるDTMソフト等を使ったPCによるレコーディングは一切行わず、ハードディスクレコーダーと安価なマイクのみで録音されたまさにドゥー・イット・ユア・セルフ精神を地で行く超低予算アルバム。製作期間のべにして約1年、異色のゲスト陣らとのデュエットも充実の、AMIのルーツともいえる80sテイストが爽やかに壊れた問題作!!
出し切った後の清涼感と空虚感、諦念と希望が妄想を伴いカラフルに時に混沌と渦巻く全14曲。苦みばしる朝に、ほとばしる夜に、壊れる前に。

推薦コメント


ルー・リードの亡霊がこっくり微笑んでいる天国に一番近い地獄がここにあります。                 
by 湯浅学<ライナーより>

「80年代を1周 2周 いや3周
「おニュー」ウェイブな「おモダン」ミュージック
ダンボール・バットはコペルニクス的回転中! by コモエスタ八重樫<CD帯コピーより>

こんなA.O.Rを待っていた〜〜。拾ったカセットテープに入っていたのは、ダンボール・バット。
びっくりして、アダルト〜オラが〜ロック。
アミさん、早く大統領になって下さい〜。熱望* by ホッピー神山<ライナー寄書きより>

稀代のイカサマ師「AMl」の術中に嵌れ!ヤツラの「変態蟻地獄」に引き摺り込まれ、
痒い所に手の届かないもどかしさに悶え哭け!!
日本のニューウェーブがここに蠢く!!! by 大田譲(カーネーション)<ライナー寄書きより>

ノイズもビートも既製品になった2015年、何にも寄りかからず裸の80年代であり続けるDANBALL BAT。
スマホなんかで聞いちゃダメ。カセットにダビングしてウォークマンで聞くのだ。
聞きながら原宿の竹下通りを歩け。または鎌倉の大仏前で佇め。美しいアルバムだ。
ひたすらに、そこにある音楽。 by 小野瀬雅生(クレイジーケンバンド)<ライナー寄書きより>

2曲目のタイトル曲が痛快だ。まるで昨今の安易なカセットテープ・ブームとシティ・ポップス〜AOR再評価を皮肉ったような歌詞。実際にダンボール・バットの首謀者=Amiがそれらのムーヴメントを小馬鹿にしてこの歌詞を書いたのかどうかはわからないが(いや、たぶん小馬鹿にはしていると思うが)、時代を逆行する男としては、どうせやるなら中途半端にカッコだけつけず、インベーダー・ゲーム、スーパーカーの域までいけよ、というイメージがあったのかもしれない。と、永井博、鈴木英人、わたせせいぞうだけが80年代じゃねーぞ的なこのあまりにチープなアルバムのアート・ワークを眺めながら考えた。
この道28年のAmiの美意識は、ちょっとやそっとの軟派な横風くらいでグラつくようなものではない。レナード・コーエンを愛し、ルー・リードを愛し、沢田研二を愛し、マーク・アーモンドを愛し……そしてそんな自分を慈しむ。と同時に憎み、憐れみ、嘆き……でも、高らかに悦び、尊ぶ。だが、そんなAmiでさえ、世の安っぽい80年代讃歌を逆手にとったとも思えるタイトル、アートワークに手を染めてみたことはちょっと特筆すべきことではあるだろう。だが、ダンボール・バットが結成されたのは1987年だ。NTTが携帯電話のサービスを開始し、アップル社がマッキントッシュ兇肇泪奪ントッシュ SEを発表、ファミコンの『ファイナルファンタジー』のシリーズ第一作が発売 された年。マドンナとマイケル・ジャクソンが来日した年でもある。90年代という新時代が何となく先に見えてきた時代の節目に誕生したダンボール・バットというバンドは、80年代の可能性も限界も、刺激も安っぽさも、どちらも前提とした上で出発した。あらかじめ失われた…ではなく、あらかじめ何もかも与えられるようになった飽食の時代に何を思い、何を渇望して結成したのか。
このニュー・アルバムはそんなバンドの立脚点を改めて考えさせられる1枚である。2013年、Amiがネオン警察というソロ・ユニットでアルバム『空間の犯罪』を発表した時、もしかするとダンボール・バットはこのままフェイドアウトするのではないか、と、ここのところロクに彼らのライヴを見てもいないクセにそんな心配をしたものだったが、前作『馬鹿ヌーヴェルバーグ』(2012年)より遥かに音楽を創作する意思をえげつなくドギツくさせて“我が家”に戻ってきた。原色と蛍光色の闇雲なミックスの末に引き起こされる目眩と、その麻痺から転じて起こる快感。自虐を繰り返した末に滲み出る哀感と、そこから絶対に逃れることなどできないと理解した上で、それでももがいてみせた時に引き出される自嘲を伴った笑い。それをAmiはどんな時だって無頼漢としてカタチにしてきたが、もしかすると今作が過去最高にギラギラしているかもしれない。
今は亡き深作欣二監督は80年代、それまで自らの指向として成立させていた任侠、バイオレント路線を封印し、まるで浮ついた80年代に反旗を翻すかのように『青春の門』や『蒲田行進曲』といったヒューマンな群像、文芸作品を多数制作した。だが、90年代に入りバブルが崩壊すると、ダムが決壊したかのように久々にアクションものの『いつかギラギラする日』を発表。作品の評価は分かれるが、“頭骸骨まで熱くなる”というコピーさながらのドギツいシーンの連続に深作の本質を実感したファンも少なくなかった。ネオン警察を経て届けられたダンボール・バットのこの新作からも、その『いつかギラギラする日』が公開された時にも似た戸惑いと手応えを感じることができる、というとやや突飛な例えだろうか。
これが非合法なロックロール道を夜な夜なのそのそと練り歩くダンボール・バットだ。ギラギラする日を求めて今日も月明かりのもとに輝け。夜明けはまだ来ない。

by 岡村詩野<ライナーノートより>


プロフィール


DANBALL BAT略歴
1987年頃、AMI(VO/作詞作曲)とSAMSONG(GT)の二人組みによる宅録ユニットとしてスタート。ほどなくして通常のバンド編成に移行。以後、中心の二人はそのままにメンバー変更を繰り返しながらも現在に至る。多数のカセット作品をリリース後、97年と99年にCAPTAIN TRIP RECORDSよりCDをリリース(ちなみにこの時、ゆらゆら帝国とはレー ベルメイトだった)。2002年にはムーンライダーズの鈴木慶一とクレイジーケンバンドの横山剣プロデュースによるCDをP-VINEよりリリースするも以後リリース先のレーベルが見つからず自主制作にて作品を制作・発表。和田アキ子トリビュート盤、幻の名盤開放同盟BOXセット等への音源提供の他、ニューイヤーロックフェス、DRIVE TO 2010をはじめ多様なイヴェントにも出 演。自主イヴェントでは梅津和時や巻上公一らとも共演。特異なキャラとサウンドのせいでシーンからは完全孤立。現在も地元高円寺を中心に地味なライヴ活動を継続中。なお、2013年よりAMIはソロユニット「ネオン警察」でも活動中。

copyright BRIDGE INC.