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MONSTER X「Hunter」(MURCD-035)

販売価格 1,500円(税込1,650円)
型番 MURCD-035

レーベル : MURDER CHANNEL
品番 : MURCD-035
JAN:4582237831474
フォーマット:CD
発売日 : 2015年7月20日

収録曲


1. Hunter
2. Rise of the manatees
3. Even our gods dance to a new song now
4. Flesh room
5. Smash
6. Eradicate the opposition
7. Sfom (CD Bonus Track)

詳細


現在はフランスに拠点を置く、エレクトロニック・アーティスト"Monster X"ことJulien Carazが初のオリジナル・ミニ・アルバムをマーダー・チャンネルからリリース!

07年にデビュー作である12インチ"Disco Zombie Assault"をフランスのアヴァンギャルド〜エクスペリメンタル・ブレイクコア・レーベル"Mutant Sniper"から発表。続く09年、同レーベルから12インチ "Satan Iz Love"をドロップ。その後はTigerbeat6、Bedroom Research、Peace Offといったアンダーグラウンドシーンのトップレーベルから革新的な作品を発表し、ヨーロッパやアメリカでは大きな支持を受けている。

彼のサウンドを聞いていて感じたのが名門「ニンジャチューン」からアルバムとMIXCDをリリースしているキング・キャニバルとの質感が似ている点だ。しかしそれはMonster Xが、キャニバルも所属していた、「Combat Recording」のレーベルオーナーでありアーティストのStormfieldとのインダストリアルユニット「Fausten」での活動もある事で合点がいった。
緻密でいて、ブルータル。不規則なリズムパターンを多く使いながらもしっかりとグルーヴがある。IDM、ガバ、グリッヂ、ブレイクコア、ダブ、モジュラー・ノイズの高次元ミクスチャー・サウンドだ。

冒頭から不穏なシンセパッドに、否応無しに期待が高まる、グリッヂ、硬質なリズムの乱れ打ちに早速ノックアウトされるタイトルナンバー "Hunter" (M-1)。初期ミスター・バングルを打ち込みで再現したかの様な、先の展開が全く読めないグリッヂコア "Rise of the manatees" (M-2) 。アナログシンセを多用した、愉快な悪夢 "Flesh room" (M-4) 。このミニ・アルバムの中でも最もテンションの高い "Eradicate the opposition" (M-6)は確実にフロアを狂乱の渦に叩き込む。電子変調されたヴォイス、縦横無尽に飛び交うグリッヂ・ノイズ、4/4にも変化する硬いキックに暴走する切り刻まれたブレイクビーツ!これにハードコア・サウンドの未来を垣間見た気がする。マストです。ラスト "Sfom" (M-7)はこのエクスペリメンタル・ハードコア・ショウの閉幕に相応しい、BPM遅めの4/4ナンバー。モジュラー・シンセのリッチなノイズが効果的だ。

このミニ・アルバムは挨拶状にして、Monster Xの魅力を余すところなく伝えてくれている。聞けば聞く程に良さが増すというハードコア・サウンドでは珍しいタイプのスタイルであるところも付け加えたい。
出来れば、このようなアーティストのファンに是非とも聞いて頂きたい!と締めたいところなのだが、キング・キャニバルがうっすらと思い浮かぶぐらいで他に出て来ない。
それくらいオリジナリティーに満ち溢れ、今後のハードコア〜エクストリーム・シーンを押し進める存在なのだ。とにかく出来る限りのボリュームで聞いて頂きたい。そこには未知の世界が広がっている。

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