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YODO「memories」(ERZ-001)

販売価格 1,389円(税込1,528円)
型番 ERZ-001

レーベル:ETORANZE
品番:ERZ-001
JAN:なし
フォーマット:CD
発売日:2015年9月20日

曲目

 
memories
土曜の朝 
沈黙の世界 
海の底 
image
みえないもの 
1991年の夏 
森に入っていった人 
夏の雨

詳細


ヨード「MEMORIES」メンバーによる解説文

ヨードの17年の活動の中で、初のフルアルバム。しかし、初期のヨードを知っている人からは意外に思われる音かもしれない。かつてあった、ファンタジックな感触は影をひそめ、シンプルで内省的な世界が広がる。アルバムのテーマは、ヨード(と畔柳)がたどった17年間と、それ以前の人生、タイトルどおり時間や、記憶といったものだ。これは、近年のヨードがずっと追い続けているもので、これに共感した、三ツ矢剛も、テーマを記憶とし、モチーフとして畔柳の姿や人生を追った写真展を開催する。今作の発売記念ライブも、この写真展の期間中、同じ矢田ギャラリー内の、「東文化小劇場」で行われる。

隠れたテーマとしては、「80年代感」がある。ただこれは、ぱっと見でわかるようなものではなく、畔柳の中の、原体験からくるニュアンス。実際、わたしも、畔柳との長期間の会話のなかで、なんとなくイメージをつかめたというようなものだ。聴いた感じは、80年代っぽい感じは、とくにしないかもしれない。

今回のアルバムについては、オールアナログにこだわった録音、編集という制作環境がひとつの特徴だが、
オープンリールテープマシンは、すでに生産中止?しており、近年、テープ自体も入手が難しく、マシンのメーカー修理も終了、と、なかなか手が出せないものになっており、今回の制作でも、マシンのたびたびの不調が、何度となく制作を遅らせた。ティアックが最後に修理したマシンが、今回ヨードが使用したオープンリールになったりもした。使える状態の機械に出会うまで、3〜4台ものマシンを、オークションで落札しては、故障し修理に出したり、またオークションで探したりといった感じであった。中古車が買えるほどの予算がそこだけで消えていった。しかし、そこまでするのは、やはり、オープンリールの音の良さがあったからだと思う。いいシステムで聴くほど音が深まり広がるし、いいシステムでなくとも、音の違いはわかるはずである。
最後に、今作の制作に参加しているメンバーを挙げていく。
古賀朋子/ドラム、ヴォーカル(ジョンのサン、葉っぱの裏側シスターズ)
森谷将之/ベース(気分気分)
かみたにけんすけ/ギター
いまをまこと/ドラム(公園、夕食、竹竹バンブー隊など)
西村公一/キーボード(公園)
島田龍平/ミックス(pop office)
松石ゲル/「みえないもの」録音(ザ シロップ、panic smileなど)
吉川英理子/ヴォーカル、シンセサイザー、ジャケットデザイン(ジョンのサン、葉っぱの裏側シスターズ)
三ツ矢剛/写真
畔柳徳宏/ヴォーカル、ギター、キーボードなど

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