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レーベル:doubtmusic
品番:dmf-161
JAN:4571222591615
フォーマット:CD(デジパック仕様)
発売日:2015年11月30日
大島輝之、竹下勇馬、中田粥、石原雄治の四人のグループ《《》》(metsuと読む)は本年夏にFloodより初のアルバムをリリースしました。早くもセカンド・アルバム・リリースとなります。
《《》》は電子音響の即興で構成される音楽ですが、コントロール不能な音を出す機材を使用しつつアンサンブルを作ってゆく非常に興味深い実験ライブを常に行っています。このレコーディングも非常に特殊な環境で行われています。柴田聡子とテニスコーツのさやという二人のヴォーカリストをゲストに迎え、様々な組み合わせのデュオを約5分の演奏時間に設定し、即興のドグマに陥らないように、次のデュオは前の録音を一切聴かずに演奏し、それをオーバーダブした音響の10曲入り(詳細は後述の大島輝之によるライナーを参照)。ランダムに起こる音の衝突と弛緩。無機質な電子音と二人のヴォーカリストによる生々しいヴォイスの違和感。コントロールされた音とコントロール不能な音。どこに向かうか全く読めない音のシークエンス。一番最初に聴いた時にはかなりの緊張感を持たれるかと思いますが、コンセプトを理解し繰り返し聴いていると、今までになかったような新鮮な音楽体験が得られること必至です。世界を見渡しても、こんなコンセプトと音響は類を見ないでしょう。ダウトミュージック10周年に相応しいCDが出来たと自負しています。
演奏
大島輝之 - guitar,bugeffects
竹下勇馬 - electro-bass
中田粥 - bugsynthesizer
石原雄治 - drums,percussions
さや(from テニスコーツ)- vocal
柴田聡子 - vocal, acoustic guitar
1. ssytknyi(柴田聡子と竹下勇馬のデュオに中田粥と石原佑治のデュオをオーバーダブ)
2. knyitoss(中田と石原のデュオに大島輝之と柴田のデュオをオーバーダブ)
3. tossytyi(大島と柴田のデュオに竹下と石原のデュオをオーバーダブ)
4. ytyiknto(竹下と石原のデュオに中田と大島のデュオをオーバーダブ)
5. kntoss(田と大島のデュオに柴田のソロをオーバーダブ)
6. ssskn(柴田のソロにさやと中田のデュオをオーバーダブ)
7. skntoyt(さやと中田のデュオに大島と竹下のデュオをオーバーダブ)
8. toytyi(大島と竹下のデュオに石原のソロをオーバーダブ)
9. yisyt(石原のソロにさやと竹下のデュオをオーバーダブ)
10. syttoknyi(さやと竹下のデュオに大島と中田と石原のトリオをオーバーダブ)
bonus track
11.toknyissyt(大島と中田と石原のトリオに柴田と武下のデュオをオーバーダブ)
Bar Issheeでの公開ライブ録音
録音:大島輝之
ミックス:大島輝之
マスタリング:沼田順
デザイン:鈴木聖
大島輝之によるライナーノーツ
《《》》(metsuと読む)は、大島と若い即興演奏者(と言っても30代前半から半ば)からなる即興ユニットで、普段のライブは完全即興でやっていて、その様子は2015年7月に出したファーストアルバムに収録されています。今回、ダウトミュージックとの打ち合わせで「かっこいいんだけど、何かもう一つコンセプトのようなものが欲しい」と言われ思いついたのが、このリレー形式による録音で、多少ややこしいのですが以下に書きます。
まず、奏者1と奏者2がデュオで録音、次にその録音を聴いていない奏者3と奏者4がデュオで録音、そして1・2と3・4を合わせたものを一つのトラックの完成形としてCDに収める。そして3・4と5・6を合わせたもの、5・6と7・8を・・・と続けて行きます。CDに収められているトラックは組み合わせの違う同じテイクがいくつか入っているのはこういうことで、組み合わせを変えることで全く違う音楽になることを意図しています。完成したトラックはつまり、半分は意図的、半分は意図されていないサウンドになるということです。今回は《《》》の四人に加え、このコンセプトがより分かりやすくなるように、柴田聡子さんと、テニスコーツ・さやさんにゲスト出演いただいています。
録音場所は、千駄木Bar Isseeで公開録音という形で2015年5月に行われました。ぜひ聴いてみてください。
大島輝之
品番:dmf-161
JAN:4571222591615
フォーマット:CD(デジパック仕様)
発売日:2015年11月30日
詳細
大島輝之、竹下勇馬、中田粥、石原雄治の四人のグループ《《》》(metsuと読む)は本年夏にFloodより初のアルバムをリリースしました。早くもセカンド・アルバム・リリースとなります。
《《》》は電子音響の即興で構成される音楽ですが、コントロール不能な音を出す機材を使用しつつアンサンブルを作ってゆく非常に興味深い実験ライブを常に行っています。このレコーディングも非常に特殊な環境で行われています。柴田聡子とテニスコーツのさやという二人のヴォーカリストをゲストに迎え、様々な組み合わせのデュオを約5分の演奏時間に設定し、即興のドグマに陥らないように、次のデュオは前の録音を一切聴かずに演奏し、それをオーバーダブした音響の10曲入り(詳細は後述の大島輝之によるライナーを参照)。ランダムに起こる音の衝突と弛緩。無機質な電子音と二人のヴォーカリストによる生々しいヴォイスの違和感。コントロールされた音とコントロール不能な音。どこに向かうか全く読めない音のシークエンス。一番最初に聴いた時にはかなりの緊張感を持たれるかと思いますが、コンセプトを理解し繰り返し聴いていると、今までになかったような新鮮な音楽体験が得られること必至です。世界を見渡しても、こんなコンセプトと音響は類を見ないでしょう。ダウトミュージック10周年に相応しいCDが出来たと自負しています。
演奏
大島輝之 - guitar,bugeffects
竹下勇馬 - electro-bass
中田粥 - bugsynthesizer
石原雄治 - drums,percussions
さや(from テニスコーツ)- vocal
柴田聡子 - vocal, acoustic guitar
曲目
1. ssytknyi(柴田聡子と竹下勇馬のデュオに中田粥と石原佑治のデュオをオーバーダブ)
2. knyitoss(中田と石原のデュオに大島輝之と柴田のデュオをオーバーダブ)
3. tossytyi(大島と柴田のデュオに竹下と石原のデュオをオーバーダブ)
4. ytyiknto(竹下と石原のデュオに中田と大島のデュオをオーバーダブ)
5. kntoss(田と大島のデュオに柴田のソロをオーバーダブ)
6. ssskn(柴田のソロにさやと中田のデュオをオーバーダブ)
7. skntoyt(さやと中田のデュオに大島と竹下のデュオをオーバーダブ)
8. toytyi(大島と竹下のデュオに石原のソロをオーバーダブ)
9. yisyt(石原のソロにさやと竹下のデュオをオーバーダブ)
10. syttoknyi(さやと竹下のデュオに大島と中田と石原のトリオをオーバーダブ)
bonus track
11.toknyissyt(大島と中田と石原のトリオに柴田と武下のデュオをオーバーダブ)
Bar Issheeでの公開ライブ録音
録音:大島輝之
ミックス:大島輝之
マスタリング:沼田順
デザイン:鈴木聖
コメント
大島輝之によるライナーノーツ
《《》》(metsuと読む)は、大島と若い即興演奏者(と言っても30代前半から半ば)からなる即興ユニットで、普段のライブは完全即興でやっていて、その様子は2015年7月に出したファーストアルバムに収録されています。今回、ダウトミュージックとの打ち合わせで「かっこいいんだけど、何かもう一つコンセプトのようなものが欲しい」と言われ思いついたのが、このリレー形式による録音で、多少ややこしいのですが以下に書きます。
まず、奏者1と奏者2がデュオで録音、次にその録音を聴いていない奏者3と奏者4がデュオで録音、そして1・2と3・4を合わせたものを一つのトラックの完成形としてCDに収める。そして3・4と5・6を合わせたもの、5・6と7・8を・・・と続けて行きます。CDに収められているトラックは組み合わせの違う同じテイクがいくつか入っているのはこういうことで、組み合わせを変えることで全く違う音楽になることを意図しています。完成したトラックはつまり、半分は意図的、半分は意図されていないサウンドになるということです。今回は《《》》の四人に加え、このコンセプトがより分かりやすくなるように、柴田聡子さんと、テニスコーツ・さやさんにゲスト出演いただいています。
録音場所は、千駄木Bar Isseeで公開録音という形で2015年5月に行われました。ぜひ聴いてみてください。
大島輝之
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