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レーベル:円盤
品番:12EB-130
フォーマット:12inchLP+CD
発売日:2024/11月下旬
2012年に急逝した90年代関西アンダーグラウンドの奇才、弓場宗治。その音楽の輝きは、世に刻まれることなく終わらせてしまうにはあまりに惜しく、数多く残されたCD-R作品群の中から一人多重録音による2001年の傑作「HOSANNNA」をアナログLPで、バンド編成での到達点だったと思われる「OMEGA POINT LIVE」を2枚組CDでリリースします。
ASKA TEMPLE=弓場宗治は難波ベアーズや姫路MUSHROOM、岡山ペパーランドなど、あまり多くの場所でライヴをしておらず、作品も少数制作されたCD-Rしかなかったことから、広く知られることはありませんでした。彼は、当時”スカム”に括られることも多かったのですが、いま改めて聞く彼の音楽は、スカムなんてとんでもない、神聖さすら感じる純粋な祈りの音楽です。
その音楽はミニマル、サイケデリック、ジャーマン・ロック、フリー・ジャズ、現代音楽などの音楽的要素と様々な混沌を抱え、それらの要素は彼のあまりに一途な音楽を通した祈りに束ねられ、純化され、一筋の光となっていました。
特に今回アナログ・リリースする「HOSANNA」は、彼が何を目指し、音楽を奏でていたのか、その純度においてずば抜けた作品になっているように思います。それを物体でも表現するため、クリア・ヴィニール仕様になっております。
ライヴCDの方ではバンド編成のASKA TEMPLEのとんでもない集中力と熱気溢れるライヴを聴いていただきます。当時のメンバーは、村上ゴンゾ(synth ラブクライetc)、東内原章人(b)、野口直美(ds exマディグラブルウヘヴン)。
これをきっかけに彼の音楽に改めて光が当たることを期待しております。とりあえず、世界に、物体として確かに刻みつけます。
LP、2CD、共にマスタリングは宇波拓、デザインが森山雅夫/村岡充、ライナーノーツは「HOSANNA」が松本亀吉と佐々木敦、「OMEGA POINT LIVE」が松本亀吉と田口史人に加え長谷川光平のオリジナル・ライナーを再録しています。
sideA:回廊(corridor) (23’20”)
sideB:HOSANNA (21’31 “)
■弓場宗治バイオグラフィ
弓場宗治(ゆうば・むねはる)。
別名、ヨハン・ユーベル(John Übel)。
1966年4月21日、奈良県高市郡明日香村に生まれる。
中学時代にレッド・ツェッペリン、クイーン、ベイ・シティ・ローラーズなどのブリティッシュ・ロックを愛聴し、エレクトリック・ギターを手にする。
1983年、桃山学院高校二年時に級友たちとバンド「弓場宗治&ファンシーズ」を結成、大和郡山音楽堂(奈良)での音楽祭に参加。また、同時期にシンセサイザーの多重録音によるカセットテープ作品を制作。
1986年、立命館大学文学部に入学、哲学を専攻。カント、ヘーゲルなどの近代哲学に傾倒する。
1992年、「まぐろPCCBHS」にギタリストとして加入。
1994年、「まぐろPCCBHS」を脱退。「プリズナーNo.6」を結成。「CIAドライアイス・システム」に参加。
1996年、「アスカ・テンプル」を結成。リーダー兼ギタリストとしてライブ演奏活動を開始。ベアーズ、クラブ・ウォーター、nu things(大阪)、同志社大学、京大西部講堂(京都)、ビッグアップル、マッシュルーム(兵庫)、鶴舞公園、TOKUZO(愛知)、ペパーランド(岡山)、法政大学学生会館(東京)などで公演。2006年12月3日にはシャングリラ(大阪)でリシャール・ピナス(エルドン)のフロント・アクトを務める。また、1999年、レーベル「NICHTS RECORDS」を設立し、ソロ・レコーディングやライブ録音作品の制作・販売を開始。2010年までに35タイトルのCD-Rをリリースした。
2012年10月19日、明日香村の自宅で逝去。急性心筋梗塞に因ると思われる病死。享年46。
品番:12EB-130
フォーマット:12inchLP+CD
発売日:2024/11月下旬
内容
2012年に急逝した90年代関西アンダーグラウンドの奇才、弓場宗治。その音楽の輝きは、世に刻まれることなく終わらせてしまうにはあまりに惜しく、数多く残されたCD-R作品群の中から一人多重録音による2001年の傑作「HOSANNNA」をアナログLPで、バンド編成での到達点だったと思われる「OMEGA POINT LIVE」を2枚組CDでリリースします。
ASKA TEMPLE=弓場宗治は難波ベアーズや姫路MUSHROOM、岡山ペパーランドなど、あまり多くの場所でライヴをしておらず、作品も少数制作されたCD-Rしかなかったことから、広く知られることはありませんでした。彼は、当時”スカム”に括られることも多かったのですが、いま改めて聞く彼の音楽は、スカムなんてとんでもない、神聖さすら感じる純粋な祈りの音楽です。
その音楽はミニマル、サイケデリック、ジャーマン・ロック、フリー・ジャズ、現代音楽などの音楽的要素と様々な混沌を抱え、それらの要素は彼のあまりに一途な音楽を通した祈りに束ねられ、純化され、一筋の光となっていました。
特に今回アナログ・リリースする「HOSANNA」は、彼が何を目指し、音楽を奏でていたのか、その純度においてずば抜けた作品になっているように思います。それを物体でも表現するため、クリア・ヴィニール仕様になっております。
ライヴCDの方ではバンド編成のASKA TEMPLEのとんでもない集中力と熱気溢れるライヴを聴いていただきます。当時のメンバーは、村上ゴンゾ(synth ラブクライetc)、東内原章人(b)、野口直美(ds exマディグラブルウヘヴン)。
これをきっかけに彼の音楽に改めて光が当たることを期待しております。とりあえず、世界に、物体として確かに刻みつけます。
LP、2CD、共にマスタリングは宇波拓、デザインが森山雅夫/村岡充、ライナーノーツは「HOSANNA」が松本亀吉と佐々木敦、「OMEGA POINT LIVE」が松本亀吉と田口史人に加え長谷川光平のオリジナル・ライナーを再録しています。
トラックリスト
sideA:回廊(corridor) (23’20”)
sideB:HOSANNA (21’31 “)
プロフィール
■弓場宗治バイオグラフィ
弓場宗治(ゆうば・むねはる)。
別名、ヨハン・ユーベル(John Übel)。
1966年4月21日、奈良県高市郡明日香村に生まれる。
中学時代にレッド・ツェッペリン、クイーン、ベイ・シティ・ローラーズなどのブリティッシュ・ロックを愛聴し、エレクトリック・ギターを手にする。
1983年、桃山学院高校二年時に級友たちとバンド「弓場宗治&ファンシーズ」を結成、大和郡山音楽堂(奈良)での音楽祭に参加。また、同時期にシンセサイザーの多重録音によるカセットテープ作品を制作。
1986年、立命館大学文学部に入学、哲学を専攻。カント、ヘーゲルなどの近代哲学に傾倒する。
1992年、「まぐろPCCBHS」にギタリストとして加入。
1994年、「まぐろPCCBHS」を脱退。「プリズナーNo.6」を結成。「CIAドライアイス・システム」に参加。
1996年、「アスカ・テンプル」を結成。リーダー兼ギタリストとしてライブ演奏活動を開始。ベアーズ、クラブ・ウォーター、nu things(大阪)、同志社大学、京大西部講堂(京都)、ビッグアップル、マッシュルーム(兵庫)、鶴舞公園、TOKUZO(愛知)、ペパーランド(岡山)、法政大学学生会館(東京)などで公演。2006年12月3日にはシャングリラ(大阪)でリシャール・ピナス(エルドン)のフロント・アクトを務める。また、1999年、レーベル「NICHTS RECORDS」を設立し、ソロ・レコーディングやライブ録音作品の制作・販売を開始。2010年までに35タイトルのCD-Rをリリースした。
2012年10月19日、明日香村の自宅で逝去。急性心筋梗塞に因ると思われる病死。享年46。
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