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ツチヤニボンド「2」(AnalogPants-004)

販売価格 2,286円(税込2,515円)
型番 AnalogPants004

レーベル:AnalogPants
品番:AnalogPants-004
JAN:4582237822960
フォーマット:CD
発売日:2011年11月11日

詳細


衝撃のデビューアルバム「ツチヤニボンド」(ジャケは楳図かずお)から4年!
待望セカンドアルバムをひっさげて怪物ツチヤニボンドが帰ってきた!!!

Lenny KravitzとMilton Nascimentoに憧れた青年が30歳を前に、突如Ramonesに衝撃を受け、そのインスピレーションを自らの中枢にダイレクト注入した。その豊饒な音楽性をして【はっぴいえんど meets MPB】等と称された傑作1stから4年、パンクもクラウトも飲み込んでしまった怪物ツチヤニボンドが更なる進化を遂げた。まさにジャンルレスでボーダレス!現代に鳴らすべきロックを問う問題作がここに誕生!

曲目


1.KUROFUNE
2. おとなりさん
3. 花子はパンク
4. 返済
5. ふわふわ
6. メタル ポジション
7. 通りすがり
8. カナリア
9. 夜になるまでまって
10. GOMADAN
11. WHISKY WOMAN & HEROIN BOY

★ジャケット画:畦地梅太郎(1902-1999)

推薦コメント


どれほど待っていたことか! もう次はないのではないか、このままフェイドアウトするんじゃないか…そんな不安を一気に吹き飛ばしてくれる会心の2作目だ。どこをどう切っても全く同じ断面のない音の不規則性とひとたびハマったら抜け出せない毒性、なのに奇妙な人なつこさとポップさも持っている。そしてこの4年ぶりの2作目で彼らが見せてくれるのは、ドロリ、ネットリとしつつもキラリと洗練された音のカレイドスコープだ。ツチヤニボンドの頭脳にして肉体=土屋貴雅、恐るべき才能です。
--- 音楽ライター 岡村詩野

【ツチヤニボンド/2について】
ツチヤニボンドは既にデビューアルバムにおいてロック、フォーク、ブラックミュージック、ブラジル音楽、音響系などあらゆるジャンルを取り込み、荒いところこそあれ、自らに課した当初目標をほぼ達成したと云ってよく、次なる目標設定とその達成に四年の歳月を要したと言っても過言ではありません。

セカンドアルバムとなるツチヤニボンド2を一聴して、そのサウンドの変化に驚くかもしれないですが、よくよく聴いていただければ、ツチヤニボンドは根本的に何も変わっていない事を理解して頂けると思います。
そもそもツチヤニボンドとは一定のジャンルを成熟、洗練に向かって突き進むバンドなどでは決してなく、万年過渡期、分裂症気味な音楽資質を持つ土屋貴雅という人物の音楽性変化の歴史を記録、提示する為のユニットなのです。

土屋は確かにはたから見ると異常な程、多様な音楽ジャンルのエッセンスを楽曲に反映させる傾向があり、ともするとそれがわかり辛さ、掴みどころのなさに繋がっている部分があるだろうと思います。でもそれは純粋に土屋の音楽リスナーとして興味、好奇心の反映であり、それらの消化、アウトプットの仕方にこそツチヤニボンドのユニークな特徴があると言えます。(トレンドへの目配せ的な配慮という観点からは少し外れていたとしても)

今作で土屋はアルバムのテーマをパンクとしました。それは決してフォームとしてのパンクではなく、パンクやNWというジャンルが起こりはじめた当時にはあった無茶で無謀、わけのわからない試み。そしてそれを突破口とした先にあるであろう、未知なるモノへの期待。それらが孕む熱気、の象徴としてのパンクです。またはこうも言えると思います。安易な洗練、成熟に向かわないという覚悟の象徴としてのパンク。

なかなかに恐れを知らない大それた目標だと思いましたが、今の音楽にそういう部分が欠けているのではないか?というのは、私自身思っているところでもありました。

このアルバムで象徴としてのパンクを土屋が掴みきれたかどうかは聴いてくれた方々それぞれの判断があると思いますが、レーベル代表として胸を張ってお薦めする事ができる作品です。
--- AnalogPantsレーベル代表 柿澤 

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