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発売日:2025/9/19
レーベル:Libra Records
品番:Libra 102-081
JAN:4582561403798
仕様:CD
曲目
1. Keyaki
2. Sugi
3. Hinoki
4. Kusunoki
5. Arakashi
6. Icho
7. Kunugi
8. Dan’s Oceanside Listening Post
田村夏樹―藤井郷子、Duoによる、穏やかにして大胆な挑戦
静寂の中で描き出される音楽、音楽から導き出される豊かな静寂・・・
“とても強く、深い感情を感じた。これまで経験したことのない感覚”と藤井も振り返る演奏!
藤井郷子、田村夏樹、穏やかにして、大胆な挑戦を見せる2025年録音のデュオ。
2人のデュオ作は、1996年の『How Many』から始まり、本作は10作目。前作は2024年4月録音の『Aloft』でわずか一年のインターバルながら、ここで創り出された世界は、作法、趣ともに、異にしたものとなっている。
筋書きなく完全即興であった前作に対して、本作は田村の書き下ろし曲を中心に藤井の1曲を加えた構成。「Gato Libreのコンセプトを応用してみては?」、という藤井の提案に対して「Gato Libreの叙情性は常に意識しながらも、このデュオではもっと毅然とした凛々しい世界を作ることを心がけた」といい、「アルバム全体は同じ空気感で、その空気感のイメージは、澄んだ空気の中に凛とたっている姿」と田村。その世界は、全編に渡って、音とともに、間を意識させ、豊かな静寂を感じさせる音楽となった。
各楽曲は、極めてシンプルな中に、陰と陽、光、空気の気配など、視覚的、触感的なものも映し出す不思議な魅力的メロディ。作品は全編をわたって、スロー・テンポを貫き、音数は、田村、藤井ともに、いつになく少なく、高速のパッセージも極めて控えめだ。
しかし、プリミティヴな感覚と感性が生むのは、驚きに満ちた世界だ。
藤井が鳴らす重低音と、時間とともに減衰していく音、その微細な響きの変化に神経を集中して、呼応する田村のトランペットのメロディ・・、作品の幕開けから、緊張感はただならないが、この幕開けの空気感は、作品全体の象徴。この瞬間しかありえないとも思わせる絶妙の音と間、ピアニッシモのソフトな質感から、刃物を思わせる鋭さまで多彩な鍵盤のタッチやトランペットの息遣い、そしてニュアンスに富むイントネーション・・・、テンポや曲調を一貫とした中でなされる表現、音楽は、多彩な表情を見せ、命を宿す。そこにおいては間や沈黙がハッとするほど、豊かに息づく。
“静寂の次に美しい音”というフレーズも脳裏にかすめる。が、音楽が静寂を導くというパラドックスも。残響音まで味わい尽くしたい音楽がここにある。
田村夏樹 Natsuki Tamura (trumpet) , 藤井郷子 Satoko Fujii (piano)
レーベル:Libra Records
品番:Libra 102-081
JAN:4582561403798
仕様:CD
詳細
曲目
1. Keyaki
2. Sugi
3. Hinoki
4. Kusunoki
5. Arakashi
6. Icho
7. Kunugi
8. Dan’s Oceanside Listening Post
田村夏樹―藤井郷子、Duoによる、穏やかにして大胆な挑戦
静寂の中で描き出される音楽、音楽から導き出される豊かな静寂・・・
“とても強く、深い感情を感じた。これまで経験したことのない感覚”と藤井も振り返る演奏!
藤井郷子、田村夏樹、穏やかにして、大胆な挑戦を見せる2025年録音のデュオ。
2人のデュオ作は、1996年の『How Many』から始まり、本作は10作目。前作は2024年4月録音の『Aloft』でわずか一年のインターバルながら、ここで創り出された世界は、作法、趣ともに、異にしたものとなっている。
筋書きなく完全即興であった前作に対して、本作は田村の書き下ろし曲を中心に藤井の1曲を加えた構成。「Gato Libreのコンセプトを応用してみては?」、という藤井の提案に対して「Gato Libreの叙情性は常に意識しながらも、このデュオではもっと毅然とした凛々しい世界を作ることを心がけた」といい、「アルバム全体は同じ空気感で、その空気感のイメージは、澄んだ空気の中に凛とたっている姿」と田村。その世界は、全編に渡って、音とともに、間を意識させ、豊かな静寂を感じさせる音楽となった。
各楽曲は、極めてシンプルな中に、陰と陽、光、空気の気配など、視覚的、触感的なものも映し出す不思議な魅力的メロディ。作品は全編をわたって、スロー・テンポを貫き、音数は、田村、藤井ともに、いつになく少なく、高速のパッセージも極めて控えめだ。
しかし、プリミティヴな感覚と感性が生むのは、驚きに満ちた世界だ。
藤井が鳴らす重低音と、時間とともに減衰していく音、その微細な響きの変化に神経を集中して、呼応する田村のトランペットのメロディ・・、作品の幕開けから、緊張感はただならないが、この幕開けの空気感は、作品全体の象徴。この瞬間しかありえないとも思わせる絶妙の音と間、ピアニッシモのソフトな質感から、刃物を思わせる鋭さまで多彩な鍵盤のタッチやトランペットの息遣い、そしてニュアンスに富むイントネーション・・・、テンポや曲調を一貫とした中でなされる表現、音楽は、多彩な表情を見せ、命を宿す。そこにおいては間や沈黙がハッとするほど、豊かに息づく。
“静寂の次に美しい音”というフレーズも脳裏にかすめる。が、音楽が静寂を導くというパラドックスも。残響音まで味わい尽くしたい音楽がここにある。
田村夏樹 Natsuki Tamura (trumpet) , 藤井郷子 Satoko Fujii (piano)
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