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blacksheep「∞- メビウス-」(VSP-0006) 

販売価格 1,905円(税込2,096円)
型番 VSP-0006

※上記ジャケット画像は仮イメージです。

レーベル:velvetsun products
品番:VSP-0006
JANコード:4571475650022
フォーマット:CD
発売日:2013年8月18日

推薦コメント


なんという体験だろう。
楽器という〈音響筆〉で描かれていく風景画を見ているかのようだ。音もSFになる。
神林長平(SF作家)

詳細


「SF+ジャズ」をコンセプトに結成された変則トリオが
満を持して放つ3rd アルバムは、バンド史上初めて全曲を「SF」に捧げた魂の傑作!
気鋭の漫画家・西島大介が手掛けるアートワークにも注目!

音楽はSFだ!フリージャズ音楽家/バリトンサックス奏者・吉田隆一率いるblacksheepの3rd アルバム『∞ -メビウス-』は、全曲を「SF」に捧げた渾身の一枚。吉田のSF原体験である作家A・E・ヴァン・ヴォクトの代表作に捧げられたM1 は、シンプルでキャッチーなコンポジションが即興演奏によって徐々に膨らみクライマックスへ上り詰めていく、オープニングにふさわしい一曲。伊藤計劃の遺稿を円城塔が書き継いだ同名小説がモチーフのM2 は、小説中に用いられたサンプリング的手法を楽曲構造にも取り入れ、クラシックや映画音楽などから様々なフレーズが目まぐるしく引用されるカオスな世界が展開。一転して、M3 は現代音楽的で静謐な空気に包まれる、映画『惑星ソラリス』挿入音楽のカバー。レイ・ブラッドベリに捧げられたM4 は、ある種ミニマルミュージック的なテーマの反復にフリージャズ的な熱い即興が交錯する。M5 ~ 7 はJ・G・バラードの長・短篇3 作を主題にした組曲で、バラードが描いたシュルレアリスティックで幻視的な世界を音楽で表現。映画『ブレードランナー』(原作はフィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』)のテーマのカバーM8 は、あの印象的なメロディの上で吉田のサックスが狂ったように、しかしイマジネーション豊かに咆哮する。ラストを飾るのは、漫画家・西島大介が2nd アルバム『②』のジャケット用に描き下ろしたキャラクター“羊子ちゃん” に捧げた、優しくメランコリックなM9。なお、西島は今回はジャケットイラストのみならずアルバム全体のアートディレクションを担当。帯には日本が誇るSF作家・神林長平が推薦文を寄せ、全8 ページ(予定)のブックレットには吉田自身によるSF愛あふれる解説を収録!

曲目


1.SLAN 
2. 屍者の帝国 
3.J・S・Bach" コラール・プレリュード/イエスよ、わたしは主の名を呼ぶ(BWV 639)"(映画『惑星ソラリス』より)
4. たんぽぽのお酒
5.J.G. バラード組曲" 終着の浜辺"
6.J.G. バラード組曲" 時間の庭"
7.J.G. バラード組曲" 結晶世界"
8. アンドロイドは電気黒羊の夢を見るか?
9. 微かなる陽のきざはしの記憶

プロフィール


バリトンサックス奏者・吉田隆一が、トロンボーンの後藤篤、ピアノのスガダイローとともに2005年に結成。コンセプトは「SF+ジャズ」。ベース・ドラムレストリオという変則的な編成が生む無重力感のなかで、作曲と即興が自在に交錯し膨張するグルーヴと色彩感を増すハーモニー。あるときは美しく、あるときはグロテスクに立ちあらわれる現実と非現実の断層――。
新宿ピットインでのライブをパッケージした1st アルバム“blacksheep”(2008年/doubtmusic)はあれよあれよと初回プレス分を完売。調子に乗って制作した2nd アルバム“2”(2011年/同)は、漫画家・西島大介がジャケットイラスト(羊の角を生やしたゴスロリ少女「羊子ちゃん」)を描き下ろし話題に。このジャズ界初(?)の「萌えジャケ」は、フリージャズ的な激しい演奏に奇妙なポップさが内在するblacksheep の音楽を見事に表象している。そして、今夏velvetsun products よりリリースされる3rd アルバムでは、リーダーである吉田のSF志向が暴走。J・G・バラード、レイ・ブラッドベリ、A・E・ヴァン・ヴォクト、伊藤計劃といったSF作家の作品をモチーフにしたオリジナル曲に加え、映画『ブレードランナー』のテーマ(ヴァンゲリス作曲)のカバーも収録。いよいよ歯止めがきかなくなってきたblacksheep が、ジャズファンもSFファンも震撼させる!

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